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「LGBT」など性的少数者の人権、セクシュアリティの多様性、クィア論、男女共同参画などや、そうした観点に引きつけてのコミュニケーション論、メディア論、「アニメとジェンダー」など、ご要望に合わせて対応いたします。
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高槻市立幼稚園PTA行事で講演しました [出演・講演講師など]

2022年11月中旬、
高槻市立松原幼稚園のPTA行事で性の多様性をテーマに、ワタクシ佐倉智美が講師を務めての講座がおこなわれました。

「LGBT」がもうあたりまえの時代の子どもたち
 ~誰のありのままも否定しないために

タイトルが近年の鉄板をアレンジしてあるとおり、このところの「令和クォリティ」に即して「性別」の捉え方~性の多様性への対応の勘所、子どもたちへの接し方のツボや他のさまざまな場所での留意点などを、幼園児保護者の日常にひきつけてお話しさせていただきました。

幼園児保護者のリアリティに合わせて、『スター☆トゥインクル プリキュア』と『魔進戦隊キラメイジャー』の比較(!?)などにも言及してみましたが、いかがだったでしょうか。

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※キラメイジャー劇場版「エピソードZERO」のエンディングでのプリキュアとのにダンスコラボ紹介の公式PVより


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広島大学へのゲスト出講が公開でおこなわれます [出演・講演講師など]

きたる2022年11月8日(火)、
広島大学総合科学部の授業、
後期セメスター:[10:30~12:00]時限『学問とジェンダー』
 のうちの1コマにゲスト出講します。

 BL221007_HiroshUnivG-InfPDF.JPG

そして、基本的にはこれは1クールの授業のうちの1講なのですが、この佐倉出講回が一種の公開講座(男女共同参画セミナー)として一般聴講可となります。

参加申し込み、問い合わせ、その他詳細は、広島大学の公式サイトの当該ページにて
 → https://www.hiroshima-u.ac.jp/gender/news/73159


「普通の性」をとらえなおす
~身体、ジェンダー、好きの多様性

「LGBT」という語は普及し、「男か女か」に収まらない多様な性のありようについての認識も進んできた。「身体の性別」「心の性別」「性的指向」といった概念が、そうした状況をもたらすのに寄与してきた効果は否定できない。しかし多様な性とは本当にこれらの軸で切り分けることが可能なのだろうか。
本講座では、この疑義をベースに性別の本質を解体し直すことを試みる。以て、身体に制約されない自己像の追究や、多面的で複層的な「好き」の多様性を展望し、「普通」に囚われない、すべての人のありのままが尊重される世界をめざすうえでの勘所を整理してみたい。


本講座は、オフラインの対面授業と同時にzoomを利用した配信もあるハイブリット形式での実施となります。
ご都合がつく方はゼヒ広島大学東広島キャンパスまで、さもなくばオンラインにて、どうぞご聴講ヲ

なお今般は、上記の「講座概要」からも窺えるとおり、大学の授業バージョンの内容にしますので、一般向けの市民講座で話す際などよりは、やや「応用編」の比重が高いと言えます。
例えばコチラの本『改訂版 ジェンダー・スタディーズ』( https://est-tomorine3908.blog.ss-blog.jp/2015-04-03_newGSosakauniv )の佐倉執筆担当章(第7章)を読了相当の予備知識があると、じっくりと講座に臨んでいただけるかと思います。
もちろん『性別解体新書』( https://est-tomorine3908.blog.ss-blog.jp/auth_RestrD-2021 )読了の方であれば「原作小説を読んでから劇場映画版を観に行く」ような趣で楽しんでいただけるのではないでしょうか。あ゛「映画を見てから原作小説を買う」のももちろんアリですノ

  

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(2022/11/19)
ということで、当日の授業は予定どおりおこなわれました。
履修生のみなさんも、各自の関心に引き付けてしっかりと内容を吸収している方が多数。また、一般参加者の感想にも、性別というものの捉え方に新しい発想を得ることができた・ジェンダー問題を考えていくうえでの重要な視点の転換につながった……というようなものが見られたようで、まずは出講の企図は達成できたと言えそうです。

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※今回の会場・総合科学部を遠望

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姫路の県立高校で教職員向けの講座を担当しました [出演・講演講師など]

2022年8月下旬、兵庫県立姫路東高校の教職員の皆さまへの性の多様性についての講座の講師を務めました。

みんなの学校のための性の多様性
~「LGBT」がもうあたりまえの時代~

学校での「LGBT」対応が必須となる中で、みなさん真剣に耳を傾けておられました。


ちなみにこの学校、校庭から国宝(かつ世界遺産)姫路城の姿が望めるという、ものすごい絶景ロケーションだったりします。

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◎姫路市内の別の県立高校では、昨年度、生徒向けのゲスト授業をオンラインで担当したりもしています。

  → 兵庫県立高校の特別授業を担当しました
  https://est-tomorine3908.blog.ss-blog.jp/2021-10-30_LecHS-H


◎姫路市の男女共同参画推進センターでの男女共同参画基礎講座で講師を務めたのは、はや9年前。
そのときは姫路城の姿は「平成の大修理」のために拝めなかったりしました;

  → 国宝で世界遺産な姫路城、大天守修理中の見どころは?
  https://est-tomorine3908.blog.ss-blog.jp/2013-07-14_HimejiJ


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河内長野市職員研修用動画コンテンツ作成を担当しました [出演・講演講師など]

大阪府河内長野市の市職員研修として視聴してもらうための動画コンテンツ作成をワタクシ・佐倉智美が担当いたしました。

その困りごと、「LGBT」を前提に入れて回避する
 ~性の多様性がもうあたりまえの時代

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新型コロナ感染症を機に、必ずしも対象者が一堂に集まって講演・講義を聞く方式でなくてもイイか…という流れが出てきたのを受けて、今回は各々オンデマンドで動画を視聴するスタイルになった形です。

内容的には講演・講義形式でもお話させてもらっているものから要諦を抽出して、60分余りの動画に構成しました。
かねてより河内長野市では、性的少数者の存在を念頭に、市役所窓口での対応の留意点などをまとめた冊子なども作成して、職員の人権意識向上の一環としていたそうなのですが、今般はそれもふまえて、具体的な事例を交え、何か困ることが生じてくるとしたらソレは性的少数者を前提としていなかったから……を軸にまとめてあります。


※ちなみに河内長野市、2018年1月の市民向けの[男女共同参画推進講座]にも、ワタクシ・佐倉智美が出講しています

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2022年度の大学講義予定 [出演・講演講師など]

いつしかまた4月となりました。
新年度です。
めぐる季節の中での新生活、今年も無理せずぼちぼちやっていきましょうノ

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というわけで、2022年度の私・佐倉智美の大学講義予定ですが、本年度も引き続き甲南大学の非常勤講師として、ジェンダー論の授業を分担いたします。
担当教員が集まってパネルディスカッション形式で内容を深化する回も通例どおり設定されております。
新型コロナウィルス情勢の推移によっては、ここ2年のようにオンライン遠隔方式を活用した授業となる可能性もありますが、その場合は前年度までの経験値を生かして、ならではの新機軸を出していきたいと思います。

 《シラバス情報》
融合フォーラム[ジェンダー論]後期:木曜3限
第13回「LGBT」と社会・性の多様性を探る(1) 佐倉智美
第14回「LGBT」と社会・性の多様性を探る(2) 佐倉智美
第15回 まとめとディスカッション(北原恵・大谷祐二・佐倉智美・西欣也)


大阪大学のゲスト出講のほうも、昨年度までと同様に1コマ担当することとなっております。
こちらも予定では今年度は教室でのオフライン対面授業が見込まれていますが、状況次第でオンラインになる可能性は残っています。
むろん内容は、例年の用いられてきた教科書( https://est-tomorine3908.blog.ss-blog.jp/2015-04-03_newGSosakauniv )の執筆担当章(第7章)を基本にした、2022年度バージョンになります。

 《シラバス情報》
[社会]『ジェンダーと社会』
 春~夏学期:水曜2限
11:【 「性別」は「女と男」ではない ~多様な性の混沌を捕捉する 】


  


ちなみに「教科書」としての指定は公式にはしておりませんが、佐倉智美最新刊性別解体新書 ~身体、ジェンダー、好きの多様性は、必然的にいずこの講義にあっても最新バージョン授業のベースとなりますから、予算がつくなら伊達と酔狂で買っておくのもアリかも!?


あと、広島大学総合科学部での授業(後期セメスター:[10:30~12:00]時限『学問とジェンダー』)にも1コマのゲスト出講が予定されていますが、こちらは一般向けの公開講座も兼ねるということなので、その詳細が出た時点で、このブログでも独立した記事でご案内したいと思います。


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(2022/07/08)
大阪大学のゲスト出講、無事に先月末に対面オフラインでおこなうことができました。
例年と同様1コマにいろいろ詰め込む形ではありますが、なんとか用意した分は語りきることができました。
受講生のリアクションペーパーの記述などを見ると、やはり「人の心や身体に原初的に[男女]があるのではなく、人と人との間に社会的な関係性に付随して生ずるエフェクトのひとつが[性別]」「親密感情を[異性][同性][友情][恋愛]と切り分ける習慣も社会で卓越的な解釈コードにすぎず、親密欲求はもっと複層的で多面的、すなわち好きの多様性」あたりがツボなようですね。
そのうえで、「ジェンダー問題を《男女の対立》で捉えるのは違う(男性を優位に置こうとする構造のもとでのジェンダー規範あれこれによって、みんながしんどい)」「理想をしっかり見据えて中長期的な目標を構想することと、短期的には今まさに起きている諸問題へ実情にコミットした現実的な対処も必要なことを、車の両輪として取り組むことが重要」なども響いたようです。
みなさん、お疲れさまでした。

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(2023/02/04)
甲南大学での[ジェンダー論]も、後期授業は無事に終了し、期末レポートなども出揃いました。受講生の皆さん、お疲れさま。
授業内容に対する受け止めのツボは、やはり上記の大阪大学でのリアクションと共通するところが大きかったですね。
また、単なる「LGBTの基礎知識」的な内容はほぼ割愛して、深く濃いところを掘り下げた結果、授業後のコメントなどで、(「自分はLGBTではなく普通だけど…」ではなく)自分自身の「セクシュアリティをめぐる普通」に当てはまらない部分に思いを致した当事者性の高い記述も多数得られて、なかなか[多様性]の授業としては一定の到達点をクリアできたと思われます。
昨今の学生世代は、性の多様性はもはやあたりまえだし、自身の対人関係にあっても「好きの多様性」をベースにして捉えたほうがしっくりくる……そういうリアリティを持っている度合いが、年年歳歳 高まっているようにも感じられますね。

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朝霞市それいゆぷらざ主催のセミナーを担当します [出演・講演講師など]

埼玉県朝霞市の女性センターそれいゆぷらざ」が実施する、令和3年度 あさか女と男セミナー、全3講のうちのひとつを、ワタクシ佐倉智美が担当いたします。

自宅で学べる!ジェンダー&ダイバーシティ講座
「色とりどりのわたしたち
 ~ひとりひとりの個性をいかす~」

 …のうちの

第2部
「女子高生になれなかった少年が今思うこと
 ~みんな多様でみんないい~」

  …がソレです。


この講座はコロナ情勢に鑑み、すべてオンライン、朝霞市公式Youtubeチャンネルを利用した動画配信形式となっています。

朝霞市公式サイトの案内ページにある申込フォームから申請することで、動画視聴用のURLが連絡されてくる仕組みです。
申し込み・視聴は無料です。
こうした形式ですので地理的制約ナシに視聴いただけると思います
(メールアドレスやインターネット環境は必要となります)。
皆さま、ぜひご覧ください!


申し込み期間
2021年12月1日~2022年1月7日

配信実施期間
2022年1月14日~1月31日

 …とのこと。

詳しくは市公式案内ページから!
  ↓ ↓ ↓
  https://www.city.asaka.lg.jp/soshiki/4/seminar-r3.html

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  https://www.city.asaka.lg.jp/uploaded/attachment/74566.pdf
  ↑ ↑ ↑
チラシのPDFもあります
(公式サイトから閲覧。ダウンロードも可)


基本的にはこのところの「令和クォリティ」をベースに、さらに今回は全編が動画コンテンツとしてのセミナー(しかも大学の授業等ではそれも前例が積み重なってきているものの、今回はそうではなく一般市民向け)ということで、私もいろいろ工夫して新機軸も盛り込んだ動画を編集してみました。
ゼヒご覧ください!

 BL211215_SAgnsmR3YT-Fe.JPG
(…動画のエンドクレジットにも苦心の跡が伺える??)



第1部
「安心・快適・防災術! ~日々の暮らしに防災を~」
第3部
「スポーツ界における男女平等 ~元女子ラグビー日本代表が語る~」

 …も見逃せない興味深さですヨ
ぜひぜひご覧ください!(←大事なことなので3回言いました!?)


◇◇
(2022/02/26)
無事に配信実施期間も経過し、アンケートなども集計されてきたところによると、全体として好評を博したようです。
佐倉回についても、いろいろ工夫した甲斐あって、実際にLGBT当人として体験した様々な出来事紹介と研究に基づく性の多様性についての解説のバランスなどが良い塩梅で効果していたとのことです。
インターミッション代わりに挿んだ、我が娘・満咲を相手役にキャステイングした朗読劇風のエピーソード紹介も印象的だったらしくなによりでした。
今後しばらくはまだこうした動画コンテンツ配信形式のセミナーは続くでしょうから、今回の試みを基に、さらに精進したいところですね。

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