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2021年度の大学講義予定 [出演・講演講師など]

さて、今年も新学年。4月の新学期となりました。
新生活をスタートされた方々に幸あれノ

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というわけで、2021年度の私・佐倉智美の大学講義予定ですが、例年のとおり本年度も甲南大学の非常勤講師として、ジェンダー論の授業を分担いたします。
担当教員が集まってパネルディスカッション形式で内容を深化する回も引き続き予定されております。
新型コロナウィルス情勢の推移によっては、昨年度と同様にオンライン遠隔方式を活用した授業となる可能性も高いですが(4月時点ではその方向でシラバスでも紹介されています)、それはそれで前年度での経験値を生かして、いろいろ工夫していきたいと思います。

 《シラバス情報》
融合フォーラム[ジェンダー論]後期:木曜3限
第13回「LGBT」と社会・性の多様性を探る(1) 佐倉智美
第14回「LGBT」と社会・性の多様性を探る(2) 佐倉智美
第15回 まとめとディスカッション(北原恵・安武留美・佐倉智美・川口茂雄)


大阪大学のゲスト出講のほうについても、昨年度と同様に1コマ機会が設けられることになっています。
こちらもオンラインになるか否かで内容に幅が生じるでしょうが、基本的に例年の用いられてきた教科書( https://est-tomorine3908.blog.ss-blog.jp/2015-04-03_newGSosakauniv )の執筆担当章(第7章)を基本にして、2021年版を展開することとなるでしょう。

 《シラバス情報》
『ジェンダーと社会』春~夏学期:水曜2限
女性学・男性学――ジェンダースタディーズ入門
【 8:「性別」は「男と女」ではない 】


 


◇◇
(2021/06/26)
というわけで大阪大学のゲスト出講、結局のところオンライン遠隔方式となり、授業動画をオンデマンド配信する形になったのですが、いちおうミッション完遂いたしました。
昨今の受講生は総じて性の多様性の授業に対するセンスが高いのですが、今年の阪大生はとみに視角がシャープで、なかなかエッジの効いた感想を返してくれたりもしました。
ゲストで1コマの担当なので、どうしても詰め込み気味になってしまう中で、教科書に書いてあることの講釈はそこそこにして、性の多様性について語られるときによく用いられるコレもじつはあんまり多様性に対応してはいないのではないか、と、「身体の性別」「心の性別」「性的指向」といった各概念の解体をいきなり始めても、むしろスッキリと腑に落としてもらえた感触も。
特に「好きの多様性」については、非常に良い反応が多く、いまどきの学生世代の親密圏をめぐる実感にクリティカルヒットするのはやはりここなのかなと、あらためて思いました。
てなことで阪大生のみなさんお疲れさまでした◇

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余談ながら、教室でのオフライン対面授業にてスクリーンに投影するときと、オンラインで各自が端末の画面で見るときとでは、パワーポイントのスライドの色味やフォントについて、視認性が良い組み合わせが異なるので、そのあたりの作り直しにもちょっと手間がかかる昨今です)

◇◇
(2021/10/18)
日本大学文理学部にて福祉社会学の授業にゲスト出講しました
(Zoomを利用したオンライン形式でした)。
『性別解体新書』の出版の報などを機に、担当の久保田裕之先生からお声がけいただいたものです。
性の多様性の深層に迫る~男女二元制解体の勘所
 と題して、『性別解体新書』のハイライトをお話ししました。

ちなみに久保田裕之先生のご高著『他人と暮らす若者たち』は、直接の参考文献になっているわけではないにもかかわらず『性別解体新書』を開いたらナゼかイチバン初っ端に登場する本だったりします(激謎!?)。

 

◇◇
(2021/02/12)
甲南大学の授業も無事に今年度分を完遂いたしました。
結局のところ今年度も融合フォーラム[ジェンダー論]は全面オンラインとなってしまいましたが、受講者のみなさん総じて優秀で勘所を押さえていてよくついてきてくれたという感じです。
前期の阪大でのゲスト授業の際と同様、「身体の性別」「心の性別」「性的指向」各概念の解体も腑に落としやすかったようですし、やはり「好きの多様性」はツボなようです。
トランスジェンダーを「心と身体が一致しない」という捉え方に頼らずにどう定義するか、や、優里『ベテルギウス』のMVの登場人物がどのような関係性なのか、についての考察などにも、なかなか上手いこと取り組んでくれていたところに、それは現れていると言えそうです。
◇◇

 
※優里『ベテルギウス』の公式MVに登場する3人の関係性がなかなか一筋縄ではないエモさだ……という最初のタレコミ情報は我が娘・満咲からもたらされたものだったりしますノ
「男女」「異性愛」という従来は卓越的だった解釈コードに絡め取られることなく、「好きの多様性」を念頭に個々の親密圏を読み解くことは、やはり今後とみに重要ですね。

◇◇

ということでみなさん、お疲れさまでしたノ

◇◇

◇◇



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