SSブログ

◎執筆・講演のご依頼はお気軽にお問い合わせください◎
メール案内ページ
「LGBT」など性的少数者の人権、セクシュアリティの多様性、クィア論、男女共同参画などや、そうした観点に引きつけてのコミュニケーション論、メディア論、「アニメとジェンダー」など、ご要望に合わせて対応いたします。
※これまでの実績などは当ブログ内にまとめてあります

広島大学へのゲスト出講が公開でおこなわれます [出演・講演講師など]

きたる2022年11月8日(火)、
広島大学総合科学部の授業、
後期セメスター:[10:30~12:00]時限『学問とジェンダー』
 のうちの1コマにゲスト出講します。

 BL221007_HiroshUnivG-InfPDF.JPG

そして、基本的にはこれは1クールの授業のうちの1講なのですが、この佐倉出講回が一種の公開講座(男女共同参画セミナー)として一般聴講可となります。

参加申し込み、問い合わせ、その他詳細は、広島大学の公式サイトの当該ページにて
 → https://www.hiroshima-u.ac.jp/gender/news/73159


「普通の性」をとらえなおす
~身体、ジェンダー、好きの多様性

「LGBT」という語は普及し、「男か女か」に収まらない多様な性のありようについての認識も進んできた。「身体の性別」「心の性別」「性的指向」といった概念が、そうした状況をもたらすのに寄与してきた効果は否定できない。しかし多様な性とは本当にこれらの軸で切り分けることが可能なのだろうか。
本講座では、この疑義をベースに性別の本質を解体し直すことを試みる。以て、身体に制約されない自己像の追究や、多面的で複層的な「好き」の多様性を展望し、「普通」に囚われない、すべての人のありのままが尊重される世界をめざすうえでの勘所を整理してみたい。


本講座は、オフラインの対面授業と同時にzoomを利用した配信もあるハイブリット形式での実施となります。
ご都合がつく方はゼヒ広島大学東広島キャンパスまで、さもなくばオンラインにて、どうぞご聴講ヲ

なお今般は、上記の「講座概要」からも窺えるとおり、大学の授業バージョンの内容にしますので、一般向けの市民講座で話す際などよりは、やや「応用編」の比重が高いと言えます。
例えばコチラの本『改訂版 ジェンダー・スタディーズ』( https://est-tomorine3908.blog.ss-blog.jp/2015-04-03_newGSosakauniv )の佐倉執筆担当章(第7章)を読了相当の予備知識があると、じっくりと講座に臨んでいただけるかと思います。
もちろん『性別解体新書』( https://est-tomorine3908.blog.ss-blog.jp/auth_RestrD-2021 )読了の方であれば「原作小説を読んでから劇場映画版を観に行く」ような趣で楽しんでいただけるのではないでしょうか。あ゛「映画を見てから原作小説を買う」のももちろんアリですノ

  

◇◇

(2022/11/19)
ということで、当日の授業は予定どおりおこなわれました。
履修生のみなさんも、各自の関心に引き付けてしっかりと内容を吸収している方が多数。また、一般参加者の感想にも、性別というものの捉え方に新しい発想を得ることができた・ジェンダー問題を考えていくうえでの重要な視点の転換につながった……というようなものが見られたようで、まずは出講の企図は達成できたと言えそうです。

 BL20221007_HiroshUnivG-Lc.JPG
※今回の会場・総合科学部を遠望

◇◇

◇◇



共通テーマ:学問
§ amazon.co.jp へのリンクウィジェット跡について §
佐倉智美の著作や記事中で言及・紹介したコンテンツ等にアクセス・購入される際の便宜として各所に配置しておりました[amazon.co.jp]へのリンクウィジェットが、仕様変更で機能停止して現在はウィジェットがあった跡の枠だけが表示される状態です。ご留意ください(一部については撤去・改修済み)。
なお代替となるリンクウィジェット集も新設しましたのでご活用ください。
→[「佐倉智美の著作一覧」佐倉ジェンダー研究所web令和本館 ]