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「LGBT」など性的少数者の人権、セクシュアリティの多様性、クィア論、男女共同参画などや、そうした観点に引きつけてのコミュニケーション論、メディア論、「アニメとジェンダー」など、ご要望に合わせて対応いたします。※これまでの実績などは当ブログ内にまとめてあります

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来日アーティストからの取材を受けました [出演・マスメディアなど]

ブラジルから来日・滞在しながら、アーティストとして創作活動に取り組んでいるクララさんから、取材の一環としてWebインタビュー( Zoom 使用)を受けました。

ジェンダー全般をテーマにしているほか、トランスジェンダーや性の多様性にも関心があり、かつ日本のマンガ・アニメ、特に魔法少女モノなどにも並々ならない興味をいだいているということで、仲介・コーディネートしてくれた人が速攻でワタクシ佐倉智美に白羽の矢を立てたという次第です。


というわけで 2020年7月末某日の午後のひととき、楽しく笑いも交えて、トランスジェンダーや、性の多様性を描いたアニメ作品、そして必須オススメコンテンツとしてのプリキュアシリーズを超絶プッシュしながら、小一時間お話させていただきました。


国内とはいえ佐倉が在住の大阪府北部からは遠方に滞在しているクララさんと、このコロナウイルス感染症問題がいまだ警戒を解けない状況の中でコミュニケーションするには……ということで、今回はツールとして Zoom を使用したWebインタビューとなりましたが、なかなか便利なものではあると感じています。


佐倉がインタビューで語った内容が、クララさんの作品にどのように反映されるかは現時点では未定です。
が、以下のクララさんの作品など、どんな感じのものが制作されているのかのイメージは掴めるのではないでしょうか。


 


◇◇

クララさんも自身のインスタグラムで言及されてます。
 → https://www.instagram.com/p/CDimpJWDmXf/?igshid=yvbrot3ia05k

また、今回の件を間に入ってコーデイネートしていただいた地元の団体「CoPrism」さんでも、報告記事をリリースされてます。
 → https://www.facebook.com/662305170882050/posts/979025965876634/
 (2020/08/13)


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共通テーマ:アート

毎日新聞の特集記事でコメントしました。プリキュアの [出演・マスメディアなど]

アニメ『HUGっと!プリキュア』が、シリーズ例年にもましてなかなか画期的なものになっています。
ことに去る12月2日放送の第42話「エールの交換!これが私の応援だ!!」では、かねてより性別規範にこだわらないジェンダーレス男子系キャラ若宮アンリが事実上プリキュアに変身だと解せる展開において「キュアアンフィニ」を名乗ったことで話題になりました。

 ◇BL181207_PrecGendNP-01.JPG(放送画面よりキャプチャ)

それを受けて、この件について毎日新聞にて組まれた特集記事に、佐倉智美が3人の識者のひとりとしてコメントを寄せました。

→2018年12月**
男の子のプリキュア登場
 人気アニメでジェンダーの壁破る試み」

※WEB版(有料記事)2018年12月6日付け
 → https://mainichi.jp/articles/20181206/mog/00m/040/011000c


佐倉としてはトランスジェンダーでもある社会学つかいとして、

「今も『女の子的なことが好きな男の子』や『男の子的なことが好きな女の子』には周囲に分かってもらえない悩みがあるはずだ。『性別にかかわらず多様な個人のあり方があっていい』という番組のメッセージは大いに救いになるでしょう」

…をはじめ、ジェンダー論の見地からいろいろ語らせていただきました。
とはいえ、どうしても紙面の都合であれこれ削られ端折られてまとめられているので、その点はあしからずご容赦ください。


◎取材時点では…

突然の「男子プリキュア誕生」なのではなく、ここまでの『HUGっと!プリキュア』作中で積み上げられてきたいろいろな描写のひとつの到達点だったことをふまえる必要がある
性別を問わず「らしさ」の通念に縛られずに「自分」になることを推奨するメッセージは作品全体を通して貫かれているのに注目したい

プリキュアシリーズ全体でのこの15年にわたる取り組みの上に今年があることも同様で、女の子だってヒーローになれることをあたりまえにした功績がプリキュアシリーズあるという流れの最先端が、1周まわってそのプリキュアに男の子もなれるという今般の件なのである

こうした作品群に親しんだ子どもたちのジェンダーや性にかかわるセンスは新しいと期待できる
が一方で親や祖父母世代など、まわりの大人の感覚が古いこと(に影響を受けた子どもたち)が「男は男らしく・女は女らしく」を固持する《抵抗勢力》になりうる
作品からのメッセージに対峙する大人のリテラシーが問われている

「作品」としてその作中でどのような画期的な取り組みがなされているかを高評価することと、「番組」がマーケティングの慣習的な枠組みとして《男児向け》《女児向け》といった区分に回収されているがゆえに(購入決定権を持つ親・祖父母世代などに関連商品をアピールしやすいように)守旧的なジェンダーイメージが前面に出てしまうのが現状ではまだやむを得ない面もあることを理解することは、両立可能であることだと意識的に念頭に置いて議論すべき

視聴者がどう考えるかとは別に少なくとも作中では2年ほど前から(『魔法つかいプリキュア』以降)作中の人々の認識では「プリキュアは女の子がなるもの」ではない世界観になってきているとも読み取れる

 ……等々も、お話しさせていただいたのですが、さすがに全部を盛り込んで記事にするのはちょっと厳しかったですかね(^^ゞ

特に「番組」と「作品」は分けて評価しないといけないことなどは、同じ記事中での中野円佳さんによる「枠組みそのものは思いきり女児向けアニメだ」「女児向けを強く意識した番組作りが女の子と男の子を分断している可能性も」などの指摘へのアンサーになるものなので、そのあたりは少し残念でもあります。



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参考:『HUGっと!プリキュア』東映アニメーション公式サイト
 → http://www.toei-anim.co.jp/tv/hugtto_precure/


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共通テーマ:アニメ

高槻市の広報誌にLGBT特集 [出演・マスメディアなど]

昨日は「多様な性」の講師を務めました大阪府高槻市ですが、
(多数のご来場ありがとうございました)
その市広報誌「たかつきDAYSの2017年12月号で「LGBT特集」が組まれ、それの取材にワタクシ佐倉智美も協力し、インタビュー記事が掲載されています。

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→ 高槻市公式サイト・たかつきDAYS(広報たかつき)2017年12月号案内ページhttp://www.city.takatsuki.osaka.jp/kakuka/sougou/eigyouko/gyomuannai/kohotakatsuki/saisingou/h29_12_1koho.html

→ クローズアップ(1)「自分らしい色で生きる~LGBT」PDF直リンク(PDF:1.6MB)http://www.city.takatsuki.osaka.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/11/koho1712011015.pdf

(たかつきDAYS2017年12月号全編のPDFはこちら(PDF:17.4MB) http://www.city.takatsuki.osaka.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/11/koho171201all.pdf


お手元に当該誌がある方は、ぜひページをめくってみてください。


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共通テーマ:地域

尾木ママ「いのちの授業」の本に登場しました [出演・マスメディアなど]

ポプラ社から刊行された

尾木直樹 (監修) 
『尾木ママのいのちの授業[3] みとめあういのち
ISBN-10: 4591153584
ISBN-13: 978-4591153581

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…に、私・佐倉智美が登場しています。

本の中の尾木氏が実際に東京都内の小学校で授業をするシークエンスにて、同じポプラ社より昨年に刊行された渡辺大輔監修『いろいろな性、いろいろな生きかた』全3巻のうちの第1巻「いろいろな性ってなんだろう?にインタビュー出演した箇所を教材として利用する形です。

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人は「男女」に二分できず、性は多様
性別にこだわらず自分らしく生きればよい。
……そんな気づきを子どもたちに促すなかなかナイスな授業ですね。

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この本の後半では高齢者や障害者にも言及するほか、全5巻の他の4巻も興味深いところです。
多様な他者との共生の姿勢を育みながら自分のいのちを見つめる構成は秀逸。

今般の引用元とともに、ぜひ学校図書館に揃えたいものです。


  


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ポプラ社『いろいろな性、いろいろな生きかた』に登場 [出演・マスメディアなど]

小中学生向け性の多様性を解説した、いわば「LGBT読本」とも言える3冊組の書籍『いろいろな性、いろいろな生きかた』が、ポプラ社から2016年4月に発刊されました。

私・佐倉智美も取材に協力し、このうちの第1巻「いろいろな性ってなんだろう?」に登場しています。

自分自身の性別違和の体験をふり返りつつ、現在の親子関係における「我が娘・佐倉満咲さん」にかかわるエピソードもいくつか紹介され、そこからさらに「性別と社会のかかわり」についての示唆にも触れてありのままの自分でイイよ」と結んでいます。

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他のパートの内容も、非常に秀逸なつくりだと言えます。

取材に協力して登場などする関係者も多岐にわたり、そこはかとなく「総力を結集した」感があります。

全体として、性の多様性~性的少数者について、子ども向けに簡潔にわかりやすく、しかし丁寧に、しかも類型的な語り方に陥らず、幅広く多面的な視点からまとめられた良書となっています。

………てゆーか、こんな本が自分の子ども時代にすでにあったなら、どんなに救われたか!

その意味でも、この全3巻は、多くの子どもたちに読んでほしい!!

学校図書館にゼヒとも所蔵したいマストタイトルです。

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ポプラ社『いろいろな性、いろいろな生きかた』
 監修:渡辺大輔(全3巻)

第1巻「いろいろな性ってなんだろう?

第2巻「だれもが楽しくすごせる学校

第3巻「ありのままでいられる社会

 → ポプラ社公式サイトの紹介ページ

 →ブックサービス」での第1巻取扱ページ

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◎ちなみに、ちょっと検索するとほぼ同じ趣旨で編纂され最近出版されたと見受けられる、やはり3冊組の書籍があったりします(→『もっと知りたい! 話したい! セクシュアルマイノリティ ~ありのままのきみがいい』日高庸晴:編 汐文社 2015)。
つまりライバル本なのですが(^^;)、1歩引いた視点から言えば、こうした情報が増え、子どもたちにも手に取りやすくなるというのはスバラシイことです。
いゃ~、やっぱイイ時代になったねー
 ヽ(^。^)ノ

 

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西宮WAVE情報誌に「ファッションと自分らしさ」で登場 [出演・マスメディアなど]

兵庫県西宮市の男女共同参画センター《 WAVE 》情報誌『 WAVE PRESS 』Vol.18(2016年3月号)の特集「服って何もの? 着るってどういうこと?」にて、私・佐倉智美のインタビュー記事が掲載されました。

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佐倉さん ファッションインタビュー
「オレンジやピンクの明るい華やかな色で表現する自己像があります」

男女共同参画社会へ向けてファッションを「生き様」「自己表現」として問いなおす企画の趣旨を受けて、トランスジェンダーとしての経験から、男性として許容されていたドレスコードの制約を超克して女性としての自己を掴み取る過程で、服装・ファッションが、自己表現としてどのように機能し、どのように自己像と相互作用を起こしたか……などを軸に、いろいろお話させていただきました。

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◎西宮市公式サイトにPDFもあるようです(6MB)
 →【 情報誌ウェーブプレス18号-2016年3月


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