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「LGBT」など性的少数者の人権、セクシュアリティの多様性、クィア論、男女共同参画などや、そうした観点に引きつけてのコミュニケーション論、メディア論、「アニメとジェンダー」など、ご要望に合わせて対応いたします。
※これまでの実績などは当ブログ内にまとめてあります

トーキング「多様な性」【まいまい楽座 2023】 [出演・イベントなど]

NPO法人SEAN 主催のセクシュアリティの語り場
 【まいまい楽座】
2023年度も例年どおり実施の方向で準備がを整えられています。

今年度も「3の倍数月の第1土曜日に実施」です。
昨年度にアイデアだけ出ていた「冒頭でチューターによる旬なテーマでのプチ講演」も正式におこなう方向です。
なので開催時刻がトータルで 13:30~16:00 となっています。
 《詳細は以下をご覧ください
みなさん、お気軽にご参加をノ


LGBT?
セクシュアルマイノリティ?
性的少数者?
クィア?
「性」ってそんなに収まるもんじゃナイ!
……まるっとみんなで【まいまい楽座】

 BL230420_SEAN-MyMi2023.PNG

性別? ジェンダー? セクシュアリティ??
セクシャルマイノリティの性、
高齢者の性、障がい者の性、若者の性、
こどもの性、男性の性、女性の性、
みなさんは「性」をどう考えますか?
難しく考えないで、自分の言葉を
いっしょにさがしてみませんか

持ち寄ったテーマで
楽しく座って
みんなで語り合う場です
チューター役の座長のお話もヒントに
それぞれの思いを話せば
あなたの居場所が見つかるかも!?


日程は
  6月3日
  9月2日
  12月2日
 2024年3月2日
各 土曜日の 13:30~16:00 に開催
(13:30~14:00 は下記「コネタズ」となります)

会場 NPO法人SEAN《阪急高槻市駅 徒歩3分》
 (SEAN事務所[太田第二ビル 3階])
 ※新型コロナ情勢の変化に応じた会場の変更等があれば適宜ご案内します

座長(チューター役)予定
 黒田 綾(whitchcommunication主宰/NPO法人SEAN正会員)
 佐倉智美(『性別解体新書』等著者/NPO法人SEAN理事)

参加費 各回 1000円  ※高校生相当までは応相談
(下記「コネタズ」のみ参加の場合は500円といたします)

◆お問い合わせ・お申し込み(当日参加も可)は主催・SEANの事務局まで
 → SEAN公式サイトただいまリニューアル中

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Pre MiMy Connective Theme Assemble Sessions
連動企画 併催開始! プレまいまいコネタズ

各日、開始30分の時間を活用して、座長による
時事的な話題を取り上げたミニレクチャー!
性的少数者をめぐるホットなテーマから、
広くジェンダーにかかわるオタ話まで?
他ではなかなか聞けない、エッジの効いた切り口の
掘り下げに触れて、新しい視点を得てみよう!
さぁ小ネタの時間だノ

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 ※会場の建物外観と入口

◎「まいまい楽座」とは…
雌雄同体のカタツムリ(=「まいまい」)のように自由な性別の自己決定を認め合える、マイノリティの私の(my)居場所にできる みんなで座って楽しくなれる場所となり、そうして「男女という社会制度」の既得権益を(織田信長の楽市楽座みたいに)解体したい願いを込めて名づけました!


 §感染症対策等について§
以上のとおり実施の準備をしております「まいまい楽座 2023」ですが、今年度も新型コロナウイルス感染症の情勢などには留意を怠らず、開催形態・場所については、可能な限り通常どおりをめざしつつ、臨機応変に対応することになります。
通常開催の場合でも、会場の消毒、換気、密接を避けるレイアウトの工夫などの措置はとることとなります。
参加者の皆さまにおかれましても、マスク着用・手指消毒など、一般に推奨されている感染防止対策については、適宜励行にご協力お願いいたします。


◇◇
(2023/06/04)
今年度の初回、昨日に無事に開催されました。
「コネタズ」の織り込み方などは、多少の試行錯誤感もありましたが、そのあたりは今後に活かしたいところです。
お疲れさまでした~ノ

◇◇
(2023/09/23)
今年度2回め、9月2日回もつつがなく済んでおります。
久しぶり参加の常連さまどうしの初顔合わせなどもあって、なかなかの化学反応だったかも。
なお佐倉担当回だったこの日の「コネタズ」の内容は、こちらに再構成してあります。
 → [男]と[男性]はどう違う?
 https://note.com/tomorine3908_nt/n/n0c9ead9202f8

◇◇
(2024/01/24)
記載が遅くなってスミマセン;
12月2日の回も予定どおりおこなわれました。

◇◇
(2024/03/04)
2024年3月2日の回も予定どおりおこなわれました。
新年度も引き続き本年度と同様に実施の予定ですが、詳細はまた追ってのお知らせをお待ちください。

◇◇



共通テーマ:地域

2023年度の大学講義予定 [出演・講演講師など]

さて、また街は桜咲く季節、今年も4月、新学期の始まりです。
気持も新たに、さりとて無理せず、引き続きぼちぼちやっていきたいものですねノ

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ということで、私・佐倉智美の2023年度の大学講義予定です。

本年度も引き続き甲南大学の非常勤講師として、ジェンダー論の授業を分担いたします。
担当教員が集まってパネルディスカッション形式で内容を深化する回も例年どおりです。
新型コロナウィルス情勢はもちろん注視していく必要がありますが、いちおう今年度は全学で対面オフラインの通常授業がおこなわれる方針になっています。

 《シラバス情報》
融合フォーラム[ジェンダー論]後期:木曜3限
第13回 ポピュラーカルチャーとクィアセクシュアリティ 佐倉智美
第14回 ポピュラーカルチャーとフェミニズム 佐倉智美
第15回 まとめとディスカッション(大谷祐二・鹿野由行・佐倉智美・西欣也)

え゛~ で、見てのとおり、本年度は担当の題目が昨年度までのパターンから少し変わっております。
要するに[アニメとジェンダー]系の内容ということになるでしょうか。
……もぅこっちが本職!?
いちおうはいろんな事情とのかねあいの結果としての今年度だけの試行的な変更ではありますが、とはいえセクシュアルマイノリティの教員はLGBTについての授業しかできないというのも窮屈です。トランスジェンダー教員がフツーに存在して各々の専門分野で講義している、そういう状況があたりまえになるというのには大いに意義があります。その一端が担えればと思います。
まぁもっとも昨年度なども、性の多様性をめぐる各種の事柄の説明にアニメの事例を多々用いていましたので(学生からはマジで「アニメとジェンダーの先生」という印象になってたり??)、実際には授業の組み立てにおける縦軸と横軸が入れ替わるだけとも考えられます。
※腹案としては[性別越境キャラの系譜と進化][相関図消費と「好きの多様性」][プリキュアが「ケアの倫理」で戦う意味][性表現は何が問題か?]あたりを軸に構成したいです


また大阪大学のゲスト出講のほうも、昨年度と同等の枠組みにておこなうことになっています。
こちらは使用する教科書に合わせて、お題は例年と同じですが、主担の先生の口ぶりではやっぱりアニメの話も期待されている!?
ともあれ入学まもない阪大生の皆様に性の多様性を前提とした学びの姿勢の大切さを伝えたいと思います。
※教科書は例年と同じく『改訂版 ジェンダー・スタディーズ ~女性学・男性学を学ぶ~』で佐倉執筆担当章は第7章( https://est-tomorine3908.blog.ss-blog.jp/2015-04-03_newGSosakauniv

 《シラバス情報》
[社会]『ジェンダーと社会』
 春学期:水曜1~2限
【[題目5]「性別」は「女と男」ではない ~多様な性の混沌を捕捉する 】


  


なお、佐倉智美最新刊『性別解体新書 ~身体、ジェンダー、好きの多様性』は、現時点いずこの講義にあっても最新バージョン授業のベースとなるのは必定です
https://est-tomorine3908.blog.ss-blog.jp/auth_RestrD-2021 )。
公式に「教科書」としての指定があるわけではないですが、伊達と酔狂で買っておく予算をつけるのに損はないですヨ


◇◇
(2023/04/29)
というわけで阪大のゲスト出講は、今年度は他のゲストの先生とのスケジュール調整などの結果、4月最終週にとっととおこなわれました。
受講生の皆様は真摯に受け止めてくれていましたし、以後の授業回に備えての「さまざまなジェンダー問題を安易に[男女の対立]に回収しない心がけ」を伝えた手応えもなかなか心強かった感じです。

◇◇
(2024/01/25)
ということで甲南大学の後期授業もつつがなく済んで、期末レポートも出揃ってきています。受講生の皆さん、お疲れさまです。
今年度は従来の性の多様性にかんする直球のテーマ設定ではなく[ポピュラーカルチャー]を軸にした構成の授業を試行した形ですが、思いのほか受講生のリアクションは良く、結果的には性の多様性についての深い話題にも触れられたと思われます。
事前の予測のように「授業の組み立てにおける縦軸と横軸が入れ替わるだけ」だったというのも一面の真理でまちがいなかった印象です。とはいえ細部のディティールは異なってしまうので、学習効果の面では微妙なニュアンス差もなきにしもあらず。
いわば、受講生が社会化の過程で持たされてきた性別をめぐる固定観念、従来パターンの授業では、その外殻に大きな穴を開けることができていたのに対して、今般の組み立てだと、その内部にある中心核に直接攻撃が届く……といったイメージでしょうか。

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要は、若い世代にも馴染みあるコンテンツから性別二元制についての考察や「好きの多様性」の展望がおこなえる、さらには旧来からフェミニズムが究めてきたテーマともクロスオーバーするということが、クリティカルヒットだったのかもしれません。
…このような気付きに至ることにつながる描写が多々おこなわれているマンガ・アニメといったポピュラーカルチャー作品群について、ジェンダースタディーズの立場から適切に評価されていくことは、もっと留意されていってもよいだろう」ですね。

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