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北海道2019!令和なる北の大地で母娘男旅総決算 [プチお知らせ/日々の小ネタ]

さて、いつの頃からか「母娘男旅と名付けられた、ワタシが我が娘・満咲を伴って赴く(主として夏季に実施する)旅行シリーズも、ずいぶんと回が重ねられてきました。

当ブログ内で「男旅」の呼称を用いて詳報がまとめられているだけでもけっこうな回数です…








※2018年度実施分に相当するのは「豊岡市にて職員研修をしました」にあるとおり兵庫県豊岡市での講演への帯同なのですが、じつはこの年に北海道へ行くプランは練ってはいたのです。
が、大学生となった満咲のバイトのスケジュールやらなにやらで実現が困難に…。
で、フタを開けてみれば2018年の9月上旬たるや、現地・北海道は胆振地震で大混乱、大阪はといえば台風で関西空港が水没。もしも北海道旅行を実施していたら巻き込まれてタイヘンだった形です。
結果的にはなるべくして2019年度実施に落ち着いたと言えるかもしれません。


……が、

元はと言えば満咲が年長組だった2005年に「保育園がお盆で休園やけど相方は仕事、なのでワシとミサキで遊びに出かけるとして、そろそろだいぶ大きくなってきたし、宿泊を伴う旅行でもイイか」となったのが発端。

したがって、今年は15年目だということになります。

そんな節目ですから、いわばここまでの総決算として相応しい今年の行き先はとなると、そう、やはり北海道でしょう。

まだ(2人揃っては)見ぬ北の大地にも、すでに令和の時代が訪れている今、満咲が9月になお夏休みが続く大学生という身分ゆえにハイシーズンも避けられるメリットを活かすには、最適な選択肢です。

ということで、2019年9月上旬、私達親子を乗せた飛行機が北の大地へ向けて飛び立つこととなったのです。

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◎壊れていた1994年の夏の幻影を辿る道

かくして千歳空港に降り立った後、レンタカーを借りた私達は道東をめざします。

若いときの一人旅では北海道一周に近いこともしましたが、今はもう体力的にもソレは厳しい;
(「若い男性の一人旅」のときは車中泊などもしたものですが…)
今回は道東方面から行き先を厳選することにしました。
それでもけっこうなハードスケジュールだったりします。

まぁ今は千歳から帯広のほうまで自動車専用道路が通じているのは、たとえ片側1車線区間が大半であっても、やはり助かります。
もう日勝峠もトンネルを抜けるだけノ

で、そんな話を車中で満咲にするうち、思い出すのはその「若い男性の一人旅」として道内をドライブした1994年のこと。

時期的には男性としての人生がいちばん行き詰まって、ワタシが最も壊れていたあたりです。

そんなかつての来訪先と、今回の旅程が交差するポイントは、いくつかありました。


今や世界遺産となった知床。
1994年にも訪れ、ビジターセンターの屋台で売ってたソフトクリームを1人で食べた記憶があります。

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知床五湖の散策には、今ではこのような高架木道が整備されています。
人が自然を踏み荒らさないようにする効果と、人を自然の脅威から守る……具体的には熊に襲われない対策の両方を実現するものでしょう。
背後には知床連山も見えます。

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知床五湖のうちの一湖の遠望。
やはり神秘的に何かを湛えている感。

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こちらは知床半島へ分け入る半ばにあるオシンコシンの滝。
道路からも見えるので、1994年にも運転席から鮮烈に出会った記憶が印象的でした。

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半島を横断する途中の知床峠からは北方領土の国後島も望めます。
案内板を前に通りすがりの男女カップルが仲睦まじいですが、いろいろ壊れていた1994年のワタシならこの光景に対して「リア充爆発しろ」とやさぐれたかもしれません。

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一方、こちらは霧多布岬。
前回来訪時にもクリアに見えた記憶はないのですが、今日も名前の通り霧に霞んでいます。
「キリタップ」は元々アイヌの言葉でしょうが、そこに漢字を充てる際にこのような表記が採用されたのは、現に霧が多い土地柄だったという理由はあるのでしょうね。

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霧多布湿原。琵琶瀬展望台からの眺望です。
圧倒的な自然が迫ってくる、これに1994年当時は多少なりとも癒やされていたかも。

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そして、阿寒湖から足寄に抜ける途中に立ち寄ることになる秘湖・オンネトー。
こういう穴場には来たくなる性分なのは確かなのですが、1994年には何を求めて立ち寄り、ここで雌阿寒岳を見上げて何を思っていたでしょうか。
思えば前回の来訪からは25年、四半世紀を経ていることになります。
あれからワタシにもいろいろありました。
その間、このオンネトーの静かな湖面は、ずっと変わらずここに在ったのだなと思うと、あらためて感慨深く感じましたね。

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◎鉄路の浪漫を追った1986年の軌跡と交差する

さて、ワタシが北海道を訪れたのは1994年ばかりではありません。
大学3年生だった1986年の夏休みには、周遊券を駆使した道内鉄道乗り倒し旅行を実行しています
(当時は出発地から周遊エリアまでの行き帰りが割引になり周遊エリア内は乗り降り自由で特急と急行の自由席も追加料金不要な「周遊券」が発売されていて、このうちの《北海道ワイド周遊券》を利用したのです)。

翌春に分割民営化されてJRとなる前の国鉄最後の夏、北の鉄路にはたして何を見ていたのでしょうか。

そんなかつての乗り鉄の軌跡と、今回の旅程が出会うポイントは、やはりいくつかありました。

その筆頭が遠軽。

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遠軽と言えばフツーの観光客は今では太陽の丘えんがる公園を訪れるのが鉄板でしょう。
ここのコスモス園は有名だということで、ちょうど実際にコスモスが見頃でした。

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あるいは、遠軽のランドマークともなっている、こちら瞰望岩は、町のアイデンティティになっているとも言えるようです。

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そんな遠軽ですが、1986年のワタシは札幌で乗った特急列車を、ここで降りて普通車に乗り換えていたはずなのです。
おそらく湧別~紋別~興部と経由して名寄へ回る算段だったんじゃないでしょうか。

つまりは、この遠軽駅、そういうちょっとした路線の結節点であり、重要な拠点駅であったわけです。

しかし時は流れてローカル線は廃止。
現在では「本線」が無駄にスイッチバックする謎の線形の駅だとも言えなくはありません。

ただ、よく見ると現在の駅の裏手には妙に広い土地が広がっているのは、往時には必要だった操車スペースの名残だと言えるでしょう。
※厳密にはJRの敷地内に立ち入ってしまっていると推察されますが、特に境界の表示も物理的な制限もなく、慎重に状況を見極めじゅうぶんな配慮のもとで撮影しています

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機関車の転車台も残っています。
もう使わないはずなのに、わりと状態が良いのは、それなりにメンテナンスされているのでしょうか。

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駅の北のほうにもなにがしかの施設が今も配置され稼働しているようです。

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そんなこんなで、若き日の鉄旅に思いが馳せられることを禁じえない遠軽駅でした。

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上川駅は1986年には乗ったまま通過しただけなはずですが…

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しかしホーム脇にはコスコスも揺れて、味わい深い趣は他所に引けを取りません。

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そうして新得駅。
列車が夜の狩勝峠をやっとこさ越えてようやく到着したのがこの新得……という記憶があります。
そのときその列車はここが終着で、たしか深夜の3時間ほど、釧路のほうへ向かうための夜行列車をこの駅の待合室で待ったことが印象に残っています。
おそらく根室本線の普通列車から石勝線経由の夜行急行への乗り換えだったのでしょう。

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そんな新得駅の待合室。改築・改装されているのでしょう。当時の面影はイマイチ見いだせないです。

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ちなみに1986年の乗り倒し旅行、ガチで夜中の駅で難渋したのはココ新得ではなく、北西の海岸を行く羽幌線が宗谷本線に合流した幌延駅なんですねぇ。

早朝の稚内に到着する夜行急行を待つ予定だったものの、いわゆる終電から始発までの数時間の間は駅は閉まるということで待合室からも追い出され、そして宿直の駅員さんの厚意で貸してもらった毛布にくるまって駅舎の軒下で野宿することになったのです。
なんか冷たい雨が降る夜でした。
まぁ「若い男性の一人旅」ならではの思い出ですナ;

もっとも今回はそっち方面は行かないので、その話は満咲には話して聞かせるだけだったのですが。

あと、まずもって青函連絡船から北海道に上陸した後(1986年の夏にはまだ青函トンネルは未開業)、函館駅から函館本線の小樽まわりの夜行普通列車で札幌をめざした際、4人がけのボックス席が全員とも同じような乗り鉄な旅行中の学生で、男女織り交ぜてすぐ打ち解けて語り明かした……といったエピソードも紹介したところ、「なんかエエ感じやなぁ」とも。

……古き良き昔話ですナ


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そうこうするうちにやってきたのは、釧網本線の北浜駅。

南森町と堺筋本町の間ではなく、淀屋橋と天満橋の間でもない、文字どおりの北の浜辺の駅でございますノ
1986年には網走を目指す列車に乗って通過したはずです。

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せっかくなので
「北浜駅なうノ」
とでもツイッターにつぶやいて
「えっ佐倉さん今、北浜なんですか? 今こっち南森町なんで、お茶でもいかがですかぁ??」
というリプライを釣ろうかなと、じつは事前には画策してたのですが、なにぶん盛り沢山な旅程ゆえに時間に追われてツイッター自体ができず;

あと、この北浜駅、JR的には無人駅になっているのですが、駅舎を利用してカフェが営業しているので、事実上は有人駅となっており、駅舎の活用方法として上手い方策だなぁと、社会学つかいとその娘の社会学つかい見習いの約2名は感心した次第です。

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そうして、やってきました、足寄!
中学から高校時代にはシンガーソングライター松山千春にハマっていたワタシとしては、その本人が自作曲にも歌い込んでいる出身地として意識せざるを得ない土地です。

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もっともこのレトロな駅舎は往時の姿を模して再築されたもの。
現在ではバスターミナルの待合室などの機能を果たしている建物です。

駅舎はその後、一帯の再開発に伴って近代化。
複合施設として、現在では「道の駅 あしょろ銀河ホール21」として運用されています。

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さらに現在では鉄道が廃線となり、その面影はモニュメントとして残されている線路の一部、駅名標、信号灯のみとなっています。
しかたないことではあるのでしょうが、やはり寂しいですね。

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1986年には北見から池田へ乗り通す途中でこの足寄に停車した際、待合室から相応に多くの人が列車へ乗り込んできたのを覚えています。
このアングルには、微かにそのときの面影がありますね。

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というわけで1986年の周遊券で道内乗り倒し旅行は、かなりあっちこっち乗りまわったのですが、しかし乗れてない路線ももちろん少なくないです。
特に「周遊」の効率を考えると、いわゆる盲腸線はどうしても省かざるを得なくなりがち。

そのひとつが士幌線。
帯広駅から十勝三股までを結んでいた路線です。

国鉄分割民営化を前に廃線となったということですが、つまり1986年の夏休みならギリ乗れたんですね~。
今となってはもう永久に乗れないわけなので、無理してでも乗っとけばヨカッタ;

しかし、そんな士幌線の一部が糠平湖畔に遺され、往時の様子を展示する鉄道博物館も整えられています
(正式名称「上士幌町鉄道資料館」。入館料は100円ポッキリ。ぜひ課金して支えたいところですノ 糠平温泉郷にある周辺の自然環境について展示した「ひがし大雪自然館」とはクルマで3分ほどの距離なので、併せて寄るのが良いでしょう)。

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博物館内のパネルには、道内鉄道の廃線計画なども説明されていますが、このうちの「現在の」路線とされている中でも、さらにその後すでに廃止になったところありますよねぇ…。
なかなか難しい問題ですし、かく言う私達も今般は鉄道を利用せずにレンタカーで旅しているわけなので大きなことは言えませんが、なんとかしたいところです。

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◎そうして最果てをきわめる新しい2019年

ということで、今回の旅程が以前に北海道を訪れた際の軌跡と交差するロケーションは多々あったのですが、しかし今はもう時代は令和。
平成生まれの我が娘・満咲とともに旅する21世紀の北の大地に新しい道を究めるのが今回の趣旨でもありましょう。

めざせ、まだ見ぬ約束の地!
極めろ、新たなる最果て!!
今こそ その刻!!!

なので、まずはサロマ湖の東の端、ワッカ原生花園。
広大な自然の中で迎える夕暮れです。
松山千春の『オホーツクの海』という歌を聞いて「オホーツク海に夕日って方角的にあるん??」と思っていたこともあるのですが、なるほどこういうシチュエーションねと実感し、あらためて納得。

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続いて網走近郊の能取岬。
「嵐」出演のCM撮影地ということでジャニオタでもある満咲さんテンションを上げるなど。

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こちらは根室をめざす途上の「道の駅 スワン44ねむろ」。
風蓮湖と春国岱が望めます。
北の大地の自然の息吹がすぐそこに感じられます。
レストハウス内には、野生生物の剥製なども。

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そうして到達しました、北海道本島最東端・納沙布岬!
写真奥の白いのが灯台ですね。
佐倉満咲、納沙布岬に立つノ

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◎標津サーモンパークはいいぞノ

知床から根室方面へ移動する途上では、ちょっとした予定変更が生じたのですが、その結果、立ち寄ることになったのが、こちら「標津サーモンパーク」。

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遊具広場なども備えた公園になっているのですが…

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目玉施設はこちら「標津サーモン科学館」。
サケ類に特化した水族館です。

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大水槽では大きなサケなどがたくさん泳いでいます。

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サケが川を遡上する様子を観察できる水路も。

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他にもいろいろな展示あり。
チョウザメの指パク体験の他にも、写真がないのですがドクターフィッシュの水槽に手を入れて古い角質を食べてもらう体験コーナーもなかなかヨカッタです。

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さらにはコスプレで記念撮影などもできるなど、いろいろ盛りだくさん。サービス満点です。
従業員の皆さんもとても親切でした。

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にもかかわらず入館料は、このテの施設としては破格の610円(大人一般料金)!
しかもJAF会員割引などもあるので、非常に高コスパです。

標津付近へ観光に行く際は、ゼヒこのサーモン科学館を含めた「標津サーモンパーク」を予定に入れましょう。


◎オホーツク人の暮らしを偲ぶ貝塚館

網走では、満咲さんの(パノプティコン方式の実物を見たいなどという社会学つかい見習いらしい)リクエストにより網走監獄博物館なども見学したのですが、網走市内観光全般が現地在住の知人の案内で高効率にておこなわれたため、意外と写真は残ってなかったりします;

そんな中で「モヨロ貝塚館」。
こちらは、いわゆるアイヌが北海道原住民としてメインとなる、そのさらに以前にオホーツク海沿岸一帯に文化圏を築いていたオホーツク人の暮らしの様子を伝える施設となっています。

屋外には、その遺構である竪穴式住居の跡も
(「竪穴式住居」とは言うもののいわゆる縄文時代の遺跡などでよく見かけるやつとは、有意に趣が異なるのがわかります)。

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で、この「モヨロ貝塚館」。
屋内展示には、かつてのオホーツク人のさまざまな暮らしぶりを紹介する一環として、葬儀の様子(の模型展示などとともに)を描いた油絵が掲示されているのですが、コレが良いのです!

これまでの研究でわかっていることをもとにして現代に描かれた想像図なのですが、現代人が抱いている余分な観念が極力入り込まないように配慮されているのです。

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それゆえに………わかりますか? そう、画面に映っている人全員が性別不詳!!
そうですよね。オホーツク人がどういうジェンダー観念だったかは、わからないのですから。

サインによると作者は「ヨシカワ エイチロ」とありますが、なかなかジェンダーセンシティブな行き届き具合です。
検索してもイマイチ情報が出てこないのが残念。


◎恒例v オタク旅w

ところで私達の「母娘男旅」、近年は男旅というよりはオタク旅になっているという指摘も的を射ていなくはない状況ですが、その意味では今般の北海道は、かなり正統派の「男旅」を維持しているのではないでしょうか
(函館に行けば『ラブライブ!サンシャイン!!』、洞爺湖なら『天体のメソッド』の聖地巡礼もできましょうが、今回は行き先から外れていますし;)。

そして、その中にあって唯一「オタク旅」的な要素が、こちら浜中町総合文化センター。
霧多布岬の地元であるこちらですが、「モンキー・パンチ コレクション」と称してルパン三世などの関連展示が常設されているのです。

で、なぜか峰不二子がお気に入りの満咲さんがノリノリで探訪をご所望だったため、予定に組み込むことに。

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なぜココにルパン三世などの展示があるかといえば、じつはこの浜中町が原作者モンキー・パンチ氏の出身地だから。

そしてそのモンキー・パンチ氏、奇しくも今年・2019年の4月に亡くなられたということで、その遺徳を偲んで記帳台も設けられていました。

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ちなみに、この「浜中町総合文化センター」。
こんな田舎の(失礼!)公立施設にしてはものすごくがんばっていて、例えば開館時間も夜10時まで。
コストを考えるとけっこうしんどいはずなのに、そうやって公共施設として矜持を保って使命を果たしているのは、他の公立機関も見習うところがあると言うべきでしょう。

そして、カウンターの一角には情報コーナーが設けられ、いろいろなパンフレットも置かれている中には、DV相談などの案内も。

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こんな田舎の施設(失礼!!)でこのジャンルの情報提供にしっかり取り組んでいるというのは、非常に心強いですし、時代の要請にきちんと応えているとも評価できます。

浜中町総合文化センター、この調子で続けてほしいと願ってやみません。

………もしよかったら、ココで佐倉智美先生の講演とか、あってもイイのですよ?w
(マジで、講師料+交通費等々、応相談ノ)


◎食べる北海道。北の大地の味覚に感謝

そんなこんなで、道東あちらこちらを堪能した北海道旅行2019。
もちろん北の大地の味覚にも舌鼓を打ってきました。

まずは昼前に到着した千歳空港のフードコートで、手始めに松尾ジンギスカン。
満咲さんは卵とじバージョンです。

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食事どき以外の立ち寄り先ではソフトクリームも。
占冠パーキングエリアの臨時屋台で売っていた牛乳ソフトや、知床のビジターセンター売店の こけももソフトは一舐の価値アリだったかも。

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そして十勝で食べるべきは豚丼。
満咲さんはチーズ乗せバージョンです。

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それから上川で立ち寄った、こちら「きよし」のラーメンは、深みがあるのにアッサリした味わいが絶品でした。
JRの上川駅前広場から一筋だけ向こう側にあります。
満咲さんは醤油バター、ワタシは塩ラーメンでしたが、これはもうゼヒ再訪したい。

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網走の監獄博物館に併設されたレストランでは監獄食を模した定食も提供されています。
私達はそこからホッケの定食をチョイス。本場のホッケは肉質も豊潤で美味しかったです。
まぁあくまでも監獄食のイメージを再現した定食なので、実際の刑務所の食事とは異なるとは思われますが、話のタネに一度は食べておくとよいかも。

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「道の駅 スワン44ねむろ」では、根室市民のソウルフード《エスカロップ》もクリア。
鹿肉の竜田揚げ定食も気になったので、1食ずつオーダーして2人でシェアしています。

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あと、スープカレーも流行っているようですね。

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それから満咲が20歳になったということで、居酒屋も解禁。
帯広の肉居酒屋では十勝肉三昧しました。

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お土産も買い込んでしまいました。
マルセイバターサンドは外せませんね;

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こうして、新しい時代の北の大地の旅は、ひとまず幕を閉じました。
ありがとう北海道ノ
いつかまた!

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………なのですが、じつはもうひとつ、ちょっとした事件があったのです。
それについては、ツッコミブログのほうで



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