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夏の旅行2016・伊豆半島に輝く太陽の下につながるキセキを求めて [プチお知らせ/日々の小ネタ]

毎年恒例、佐倉智美・佐倉満咲の親子が行く「夏の母娘男旅」シリーズ

さて、今年はどうするか?


満「『ラブライブ!サンシャイン!!』って沼津のほうなんやっけ?」

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※本記事中に引用のアニメ画像は公式画・放送画面などをキャプチャしたもの

 §参考:『ラブライブ!サンシャイン!!』公式サイト


智「あぁ、あと今年2016年は、ちょうど『夏色キセキ』のDVD最終巻収録の特典映像の、4年後に4人が下田で再会するエピソードのリアルタイムだったりするデ♪」

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 §参考:『夏色キセキ』公式サイト


……………というわけで、協議を始めるやいなや、伊豆方面に行くことに即決してしまいました(^^ゞ

ぃや、ソレじゃもはや「男旅」ではなくて単なる「オタク旅」なんですけど(^^;)
(まぁ行き先選定はオタいですが、基本的には「男旅」的コンセプトは、決して外してはいないつもりです)

とはいえ、このほか『あまんちゅ!』も伊東周辺が主たる舞台ですから、この夏は伊豆が特盛りです。
※さらにテレビドラマ「時をかける少女」2016年実写版も伊豆でロケしているとのこと(主として沼津と下田らしいです。……めっちゃカブってるやん^^;)。
……思えば「時をかける少女」の2006年劇場アニメ版からもう10年なんですねぇ;

しかも関西から静岡県方面へ出かけるにあたっては、静岡でガンダムを見たり伊豆・湯ヶ島でトイレの神様(明徳寺)にお参りしたりした2010年時点ではまったく未開通だった新東名高速道路が2012年に部分開通し、そのときには未開通区間として残されていた豊田東JCT~浜松いなさJCT間も今年2月についに開通したため、旧来に比して非常に便利に快適になっています。

……やはりこれはもぅ今年は伊豆一択でしょう。


ということで、2016年8月某日より出かけてまいりました。


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上述のとおり新東名高速道路は快調で、伊豆半島の入り口にあたる長泉沼津インターチェンジの手前の駿河湾沼津サービスエリアまでつつがなく到達です。

その名のとおりの沼津市街の向こうに広がる駿河湾の眺望。
その先には伊豆半島が横たわっているのも見えます。

長泉沼津インターチェンジを下りた先も現在では自動車専用道路が整備されているので、それに沿って伊豆長岡まで行き、そこから少し西へ向かうのが、『ラブライブ!サンシャイン!!』舞台となる沼津市内浦地区への早道です。


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というわけで、やってきました内浦。
『ラブライブ!サンシャイン!!』第1話などで重要シーンとなっている場所が、まさにソコに!


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桟橋の左手にもアニメ作中で見覚えがある建物が。
奥には三津シーパラダイスの駐車場も。

ちなみに内浦は、閑静な環境における地元の人の生活を脅かすことのないように、各方面から公式に声明も出されていますので、ツーリストとして節度を持ちマナーを厳守するよう留意が必要です(なお浦の星女学院の校地校舎のモデルとなっているのは現地の本物の中学校ですから、この点も、迷惑となるようなことはくれぐれも控えるべきでしょう)。

特に路上駐車などは慎みたいところで、この付近の散策なら、500円払って三津シーパラダイスの駐車場に入れるのが最善でしょう
(理想は三津シーパラダイスの入場料も予算化したい)。
可能であれば公共交通機関利用が推奨されます。


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こちらは主人公・高海千歌の家という設定になっている旅館のモデルとなっているところですね。
ワタシたちの他にも様子を窺うラブライバー多数;


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そして三の浦総合案内所が、ガッツリと「サンシャイン推し」してます(*^^*)
(この案内所に隣接して駐車スペースがありますが、収容台数は限られているので、長時間駐車や、大挙して押しかけるようなことは、やはり避けたい)


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我が娘・満咲も、お気に入りのコンテンツが大きく扱われている様子に、まるで自分がスクールアイドルになったがごとくご満悦の様子。

ちなみにこういう場で見かけるラブライバーのボリュームゾーンとしてはどうしても若い男性が目立ちはしますが、私たちが訪れたときにはちょうど父母と娘2人の家族連れも来ていて、未就学児とおぼしき妹氏がパネルを指差して「千歌ちゃん、千歌ちゃん~(^^)ノ」とカワイイ歓声をあげていました。
…アニメ本編の内容は、いわゆる「女児向け」として制作されているアイカツやプリパラと本質的には何も変わりませんからねぇ。


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なんと地元のバス会社とのコラボ企画のラッピングバスも走っています。
いわゆる痛バス(^^;)


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コラボ企画には「あわしまマリンパーク」も乗っているようで、こちらでは淡島へ渡る船が装飾されて「サンシャイン号」になっています。


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そうして沼津市街地のほうへ戻り、第5話の背景に登場した沼津港の水門施設にして展望台である「びゅうお」を見上げるのでした。

この近くには「沼津みなと新鮮館」などもあり、海産物系のお土産ゲットには好適なスポットです。
飲食店街もあり、美味しい海の幸を味わえます。
かき揚げ丼などがガイドブック情報ではプッシュされていますが、しらす桜エビもこのあたりの自慢の素材。
あと、深海魚天丼なんてのもありましたヨ


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びゅうおからほど近いところには若山牧水記念館があります。教科書で読んだこの詩が好きな人は、訪れる価値あり。
ラブライブには今のところ無関係ですが、読書家だったという設定の花丸ちゃん経由で今後とりあげられる可能性があるかも!?


  


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下田への移動の途中、浄蓮の滝にも立ち寄り。
このへんだけはさしずめ石川さゆりの演歌「天城越え」の聖地巡礼ですネ^^;
滝のこちら側では、清冽な水を活かして伊豆らしく山葵が栽培されたりもしています。
駐車場には伊豆の踊子像もあったり。


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そして天城トンネルも越えて、河津のループ橋もぐるぐる下りて、突き当たった海を左手にさらに走ること小一時間、ついにやってきました『夏色キセキ』の地・下田!
(2010年の伊豆方面旅行では海に突き当たってからは左折して伊東方面にまわっていた)


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開国の港・下田ということで、黒船を模した観光船が有名。


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腹ごしらえは下田バーガー
伊豆の海の幸・金目鯛のフライを挟んだ、1000円という値段を裏切らない味とボリューム。
『夏色キセキ』作中でも第7話で凛子といっしょに優香が平らげる様子が描かれるなどしていました。

予算と食事機会に余裕があれば金目鯛は和食の店で煮付けも食べておきたいですが、当然のごとく沼津同様に下田も海の幸全般が豊富なので、今般の旅程であれば他を削っても食の予算と機会は相応にプランに入れておくのがよいかも。


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道の駅から移動して、今度は伊豆急行の下田駅前です。
ここもまた『夏色キセキ』作中で複数回登場したのが思い出されます。
放送当時は伊豆急行と夏色キセキのコラボ企画がいろいろあったはずですが、さすがに4年後の現在はその痕跡は見つけられませんでした。
ただ今年の伊豆急は『あまんちゅ!』の伊東が沿線であるため各種コラボ企画を実施するようですが、ノウハウは引き継がれているのかもしれません。


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そして4人のたまり場でもあった下田駅前ローソン
まさに『夏色キセキ』を象徴する場所です。


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放送当時はローソンもコラボ企画に参加していて、その際のクリアファイルがそのまま作中の往時を偲ばせるものになっていますね。


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さらに『夏色キセキ』の物語の鍵を握っていた「御石様」が境内にあり凛子の家でもあるという設定の神社の、建物のモデルである八幡神社(所在地は異なる)。
実際には「御石様」はここにはありませんが、それでも境内には涼やかな風が渡り、何かを見守る神秘的な空気が漂っていました。

なお奉納されている絵馬には夏色キセキコラボ版公式痛絵馬が健在。
祈願されている内容は個人情報なので仔細には紹介できませんが、アニメ2期を切望するものや(1期の物語がすでに続編はないような形でまとまっていることもあり難しいのが現実でしょうが、「夏色キセキ!サンシャイン!!」みたいな形の新シリーズならワンチャンあるのかも!? 主演メンバーに事務所の後輩にあたる TrySail の3人を配するとか??)、中には「優香と凛子が結婚できますように!」みたいなものも(*^^*)
……大丈夫ですヨ。4人が18歳になる年度であるこの2016年、国内でも同性パートナーシップ制度を導入する自治体が現れてますから!(ただし下田市ではまだ;)


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こちらは下田海中水族館
あの第4話の「入れ替わりデート」の現場ですね。
予算が潤沢なら入場料も払うべきですが、そうでなくてもこのエントランス広場で亀は見れます。イルカショーも遠目になんとなく雰囲気は味わえます。およびミュージアムショップとレストランも利用可能。


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コレはもしかして……!?


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そうしてペリーロードにも少しずつ夏の陽が傾いていく下田の街並み。
アニメで見たエピソードの背景を目のあたりにすることで、物語と現実を一体的に認識できるのが「聖地巡礼」の醍醐味ですね。


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ただ、ひとつ残念だったのは、アニメでも複数回登場した、こちら「ハリスの足湯」が諸般の事情により廃止・閉鎖されていたこと。
※しかもハリスの足湯の前で掲示を見てソレを知り呆然とするワタシたちの写真はスマホのカメラアプリのバグにより消失という追い打ちが(;゚Д゚)


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よって、ハリスの足湯でのオープニングのこのカットをはじめとする4人の追体験は未達成に終わってしまいました(OPのほか第7話で夏海と紗季の会話の場でもあったり)。
……やはり4年の間にはこの町も少しずつ変わっていくのですね…。


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かくして、ペリー上陸の地点から開国の港・下田を顧みつつ、そんな伊豆の地に紡がれる少女たちのキセキをめぐる旅に、多感なお年頃まっただ中の我が娘・満咲さんも、何やら胸に去来するものがあったようです。

思えば、かの4人とはちょうど1歳下にあたる満咲さんが『夏色キセキ』を観たのは中1のときで、それから4年たち高2になった今、自らの将来を見据えながら、さまざまな出会いと別れを現在進行形で経るなか、思うところが少なくないことは想像に難くありません。


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きっと少女たちが駈けた軌跡の先に、また新たなる奇跡の物語が連なる未来は、絶えることがないのでしょう。


  

  


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……そんなわけで、お土産を開梱すると、結果的にはサンシャイン商法に見事にハマっていたとゆー;




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