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八尾市人権教育研究会の講師をしました [出演・講演講師など]

2015年8月27日(木)、
八尾市人権教育研究会 夏季セミナー の講師を務めました。

LGBTについて学ぶ
 ~子どもたち一人ひとりが自分らしく生きるために~

今回は演題に「LGBT」が入りましたが、昨今の報道などでの使われ具合を考慮すると、「見出し」としてわかりやすいだろうという選定です
(個人的には平素は、卓越的な規範のなかで相対的に少数派に位置づけられてしまっているだけ……という観点から「性的少数者/セクシュアルマイノリティ」をメイン使いしていますが)

やはり学校現場におけるセクシュアルマイノリティをめぐる課題は関心が高まってきている中で、皆様、真剣に耳を傾けておられました。


ちなみに、今回の会場は、八尾市内のとある小学校だったのですが、校舎がわりと最近に改修されたようで、下足ロッカー室などが機能的かつおシャレな感じで、教室の内装などは落ち着いた雰囲気を醸し出していました。
そしてバリアフリー対応も行き届いていて、トイレもしっかり整備されていましたので、これなら性別違和がある児童がいても、相対的にラクなのではないかと思いました。
もちろん「心のバリアフリー」は最も重要なのですが、それを引き出して支えるうえで、ハードウェアの整備もまた無視できない効果を持っていることをあらためて実感しました。


あと、同日におこなわれていた同会場での「裏番組」の講師の方のテーマが「発達障害」。
控室でご一緒して名刺交換などした流れで、「性的少数者と発達障害って、わりと接点あるんですよね~」と期せずして話が盛り上がりました。
なお、どういうふうに「接点がある」かというと……
1:例えば「発達障害で、かつ性同一性障害」というような人がけっこう見受けられる
2:いわゆる障害学の社会的アプローチの考えに則り、本人のありのままのありようを個性として柔軟に受け入れられるような社会をつくることが重要……といった考え方が適用できるあたりも共通

……というあたりに意見の一致を見ました。

 


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