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「LGBT」など性的少数者の人権、セクシュアリティの多様性、クィア論、男女共同参画などや、そうした観点に引きつけてのコミュニケーション論、メディア論、「アニメとジェンダー」など、ご要望に合わせて対応いたします。
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オンライントークイベントに登壇します [出演・イベントなど]

本屋B&Bによるオンライントークイベントにて、三木那由他さんとの対談という形でトークすることになりました。

2021/11/28 (日) 19:00 - 21:00
佐倉智美×三木那由他
「生きるための性別解体――哲学・社会学・サブカルをめぐって
『性別解体新書』(現代書館)刊行記念


 
イベント詳細&こちらから申し込めます!

 以下、上記ページから抜粋
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今年6月、与野党内で合意していたはずの「LGBT理解増進法案」の国会提出が見送られました。検討の会合では一部議員から「道徳的に認められない」「生物学上、種の保存に背く」といった差別的な発言もあり、ジェンダーやセクシュアル・マイノリティに対する無知蒙昧な議員の存在に多くのひとが怒り、落胆しました。

性的指向や性自認を理解せず、差別解消に反論する意識の根底には「異性愛主義」「男女二元論」があります。
社会に定着してしまったこの固定観念を一刻も早く解体し、すべての人が絶望せずに生きていける社会にするために、わたしたちはなにができるでしょうか?

社会学の知見からジェンダーを考察している佐倉智美さん、哲学の視点でコミュニケーションにおいて生じる暴力や不公正を考察している三木那由他さんをお迎えし、アニメ・宝塚などのサブカル、そしておふたりの体験などを通して、《身体の性別》《心の性別》《性的指向》解体の可能性を考えてみたいと思います。

――セクシュアル・マイノリティの人たちはすでにずっと存在し、生きているのです。


【出演者プロフィール】

佐倉智美(さくら・ともみ)
1964年、関西生まれ。大阪大学大学院にて修士号取得(社会学)。性的少数者・トランスジェンダーとしての立場を生かしながらジェンダーやセクシュアリティをテーマとした執筆・講演活動などをおこなう。
著書に『性別解体新書』(現代書館 2021)『性同一性障害の社会学』(同 2006)、『明るいトランスジェンダー生活』(トランスビュー 2004)など。近年はアニメなどポピュラーカルチャーをめぐる論考も多く、青土社「ユリイカ」2016 年9月臨時増刊号【総特集=アイドルアニメ】所収「『マクロスΔ』の三位一体とケアの倫理の可能性」などはその代表例。

三木那由他(みき・なゆた)
哲学者。1985年 神奈川県生まれ。京都大学で学士号、修士号、博士号を取得。現在は大阪大学大学院文学研究科哲学哲学史講座講師。専門は言語やコミュニケーションの哲学。著書に『話し手の意味の心理性と公共性』(勁草書房 2019)、訳書に『プラグマティズムはどこから来て、どこへ行くのか』(勁草書房 2020、加藤隆文・田中凌・朱喜哲との共訳)がある。文芸誌『群像』(講談社)で「言葉の展望台」を連載中。

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 以上、上記ページから抜粋

皆さま、どうぞお越しくださいノ
佐倉智美としても手広く話題を用意したいとは思いますが、哲学を武器にされている三木那由他さんからも興味深い話がいろいろ聞けるはずですヨ

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(2021/11/30)
盛会のうちに無事に終わりました。
いちおう建前としては「『性別解体新書』刊行記念」ではありましたが、本の中身のネタバレになるような掘り下げは良くも悪くも少なめとなった代わりに、三木那由他さんとのトランスジェンダーとしての体験の相違する部分と、その中にもある共通点の件などが俎上にのぼり、そのあたりがツボにヒットした観覧者の方も少なくなかったようです。
三木那由他さんとの対話は個人的にもいろいろ有意義なものでしたし、ワタシとのやり取りから生じたケミストリーによって誰かをエンパワーできたのだとしたらなによりです。

 BL211110BBtalkPP01.JPG
自虐ネタ??
『性別解体新書』帯のキャッチコピーが「もしもラノベだったらこういうタイトルだったかも」w

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