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15年後の倉敷 [プチお知らせ/日々の小ネタ]

先述のとおり第59回 日本小児保健協会 学術集会に参加するために岡山まで行ってきたのですが、その際せっかくなので、少し足を伸ばして倉敷のほうを観光してきました。


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いわゆる倉敷の美観地区は、JR倉敷駅から徒歩可能です。
商店街をぶらぶらしながらアクセスしちゃえます。


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奥に見える歩道橋のところまでペデストリアンデッキがつながってます。


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ソレっぽい街並みが見えてきました。


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備前焼のお店があったりもします。


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路地裏の風情もMAX!


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そして倉敷の真骨頂キターーーッ


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こちらも有名な「アイビースクエア」ですね。


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白壁も美しい趣のある街並みです。


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というわけで、心が洗われる思いで秋の午後を散策できた2012年の倉敷なのでした。


……で、なぜ今『15年後の倉敷』なのかというと、かつてワタシが「女装外出の練習」に励んでいた1997年の秋、近場での経験値がある程度は稼げてきた時点で俎上にのぼってきた課題が、おんなのこモードでの遠出
そして、女性としてのプチ旅行の行き先に相応しく、かつ大阪からの初の遠出体験として適正妥当な距離にある場所として、いろいろ考えた結果、候補として上がってきたのが倉敷だったのです。

その後、倉敷行きのタイミングはなかなか上手く合わないうちに、実際の「おんなのこモード遠出」の体験は、東京方面で重ねられることとなって(『明るいトランスジェンダー生活』など参照)、あらためて倉敷にわざわざ出かける必然性は薄れ、計画はうやむやのうちに立ち消えになってしまいました。

それ以降も、そんな、初の「おんなのこモード遠出」体験にはちょうどよかった立地というのが、トランスジェンダー生活が板についてくるにつれ、逆に中途半端な地理条件となって、結局のところ、15年間訪れる機会を得ることには、今日この日までは恵まれなかったのです。

そんな経緯なので、今回のこの倉敷訪問は、かつて社会的に女性となることを選び、手探りでトランスジェンダーとしての道を模索していたころの計画を、いちおうの書類上の建前としてはエラい先生として呼ばれて岡山に赴いてきた機会に実現した――という意味で、ちょいと感慨深いものだったわけです。

つまり、あのときまだ不確定だった未来に、今まさにやって来た………。
みたいな?


そういうことで言えば、現時点で先の見えない未来も、いつかは現在となり過去となっていくものです。

大事なのは、そこへ向けて、希望を失わずに最善をつくすこと――。

そしてじつは、そうやってその過程を通じて得られたものこそが、世間一般の価値規準ではどうあれ、【自分だけの宝物】であり、誰にも真似できない【ハッピーエンド】なのではないでしょうか?


 


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