2020年4月上旬、
大阪府内のとある流通系事業所にて、関係職員の皆さま向けの「LGBT」に関する学習会での講師を務めました。

「LGBT」ともに暮らす勘所
 ~多様な性が認められる社会~


昨年度も似たような事例がありましたが、やはり今回も同様にトランスジェンダー新入職員を職場に迎えるにあたっての態勢づくりを期したものでした。

折しも街は新型コロナウイルス感染症ことCOVID-19の世界的な蔓延の脅威に晒され、実際に3月の講演予定は感染拡大予防を期した自粛で軒並みキャンセルとなっていた中、あえてこのタイミングで仕事の依頼があった最初は驚いたのですが、そんなわけなので今この時期にこそしておかねばならなかったわけです。
※この事業所は業種的には休業はできず感染対策を入念に講じた上で営業を継続されています

そんなこんなで全員マスク着用のうえ「密閉・密集・密接」を避けて、1時間余りお話させていただきました。
喫緊の課題であることもあいまって、皆さま熱心に耳を傾けて、質問も実際の具体的な場面まで想定して活発にしていただけました。

ともあれ、このような社会情勢自体がシビアな中、特に性的少数者性を持つという困難を
抱えた若者が、果敢にカミングアウトもおこないながら新年度の新たな世界に飛び込んでいくというのは、とても尊いことでしょう。
セクシュアルマイノリティへの捉え方にかかわる時代の進展を祝ぐと同時に、心からのエールを贈りたいと思います。

 


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