2016年8月下旬某日、
大阪府八尾市内の中学校にて、校区内の小学校などとも合同の教職員研修の講師を務めました。

LGBT児童生徒の困難をつくらない学校
 ~性の多様性を否定しない心づもりとは?~


「演題が8月上旬に同じ八尾市内の小学校でやったときの使い回しやん^^;」
……というツッコミもありそうですが、同時期のほぼ同趣旨の研修会ということもあり、必然的に共用するかたちになったものです。

なお、性的少数者にかかわる言葉として何を用いるかの選択は、いろいろ政治的な事柄としてデリケートではありますが、昨今の報道などでの使われ具合などから、一般への馴染み具合が高くなってきていてわかりやすいだろうと、こうした演題については、ここ最近は「LGBT」を入れるようにしています。


今回も皆さん、昨今の現場の緊切した課題として熱心に聞いていただけました。

また、八尾方面は先の今月上旬の小学校以前にもお話に伺う機会がくり返しあったため、今回に期せずしてリピーターとなった先生がおられ、以前の研修での内容が役立ち、実際に性別違和の生徒に接したときに戸惑わずに対応できて、その生徒も無事に卒業して、その後の進学先では望みの性別で通学して元気でやっているらしい……というような話も聞けてなによりでした。

この他にも、何らかの性的少数者であると表明した児童生徒を受け持ったことがあるとおっしゃる先生は、このところ増える傾向に感じられます。
それだけ事例が可視的になれるように環境が変わり、少しずつではあっても時代が進展し社会がおおらかになっていっているとしたら、素晴らしいことではないでしょうか。