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佐倉智美のセクシュアリティ [佐倉智美プロフィール]

それでは、ここでは私、佐倉智美の総合的セクシュアリティの全体像について、赤裸々に!? 語ってみましょう。

まぁカンタンに言えば、MtFトランスジェンダーで、性同一性障害の診断も受けています。

…が、という説明の言い回しの理解も含めて、まずはその前に、いわゆる「セクシュアリティとは?」とか「セクシュアリティの多様性」についての基本は、先に押さえておいてくださ~い(^o^)丿
※ただし下記リンク先、2020年基準だと若干記述が「古く」なってしまっている点、あしからずご了承ください。「本館」設置ページだし更新が困難なのです;

 参考1→セクシュアルマイノリティの基礎知識

 参考2→「性別」とセクシュアリティの多様性

ではまず【身体を基準に付与される性別】――。

これは一般的な通念に合わせて言えば「男」ということになります。
性同一性障害の診断の際の遺伝子検査でも、まったくの46XY型で出ました。
同時におこなったホルモン療法などしない状態の血液検査でも、ホルモンバランスは男性の規定値に収まってました(挙句、医師から「コレステロールと中性脂肪に気をつけましょう」とか(ーー;)、この点では、清く正しい40代男性[当時]の道を邁進しちゃってましたネ)。

したがって出生時にも、そういう身体を基準に「性別」が付与された結果、目下のところ戸籍上も男性として記載されているのです。

ちなみに2008年からホルモンは若干量を投与、2010年度には熟考の結果 性別適合手術(俗に言う性転換手術)も受けましたが、自分の希望としては、社会的に女性として生活するほうが優先順位が高かったため、身体改造はそんな時期まで後回しになり続けていたという次第です。
※そういう意味では、身体改造はあくまでも自分の身体的満足に主眼がある“美容整形”の文脈に位置していて、自分的には、ソレが自らの性別変更の核心というわけではなかったですネ
むしろ、後述のとおり社会生活の性別を移行した1997~1999年あたりのほうが、人生のターニングポイントとして大きく感じられます

で、手術も済んでいるということは、現行法では、すでに子どもも成人した今となっては、あとは配偶者とペーパー離婚するだけで、いわゆる戸籍の性別変更も可能な状態なのですが、はてさてそのためだけにペーパーとはいえ離婚という現況を異動する措置を執り行うというのは、それはそれでメンドクサくもありますね。
書類上も「女性」になるメリットは、そりゃぁ少なくないんですけど……;


次に【本人の意思に基づく性別】――。

こっちが一般的な通念に合わせて言ったときに「女」となります。

むろん元々は「男」として生活していましたが、1997年ごろより特訓(!?)を開始。
1999年から、原則すべての社会生活を「女」として営んでいます。

ただあくまでも一般的通念に合わせて言えば「女」…なわけで、つまり世間が男女を隔てる基準に従うと、「女」のほうに分類されるかなぁという感じ。
あるいは、「男」か「女」か、2つのうちのどちらかにどうしても入らないといけないのだとしたら、「女」のほうに入るのがイイよネ、ということです。

なんですか??
「心の性別は女です!」と言い切ってもらったほうがわかりやすい…ですか?
でも、色も形もない“心”の、どこがどうなっていたら、それを「男」とか「女」とか言えるのでしょう!?
しょせん「心の性別」っつーのは、便宜上のとらまえ方にすぎないわけです。

だから私は「私」。
気が向いたらどこにでも行くし、したいことは何でもします。
そのすべてがステレオタイプに「女らしい」かどうかの保証はありません(^o^;)


最後に【恋愛対象にかかわる性別】などヲ――。

これもあえて世間基準で単純化して、「男」か「女」か、で答えるなら、答えは「女」です。

現在でも女友達との“イケメン談義”にはついていけません(^^ゞ
それよか、女性アイドルに対する“萌え”についての議論のほうが実感がわくというものです。

過去の実績としても、恋愛対象はみんな女の子でしたねー(*^。^*)
友達になりたい相手も全部女の子だったし。
     
  えっ、ソレは「恋愛」じゃナイ?
  でもじつは“友情と愛情の境目なんてあるのか??”というテーマも
  非常に深いんですヨ♪ 深すぎてここでは掘り下げられませんが


「じゃあ恋愛や性的欲求に関しては男性と同じなんですね☆」
――ただ、そのように短絡なさるのは早計というものです。

たしかに結婚してて子どももいるとゆーことは、男性としてのナニがデキたということではあります。
しかし、アレは、やはりかつては男性としての性行為というのはこういうものだという常識にしばられていたために、こうするしかないと思い込んでいた……という側面も大であって、例えば理想の性行為をもっと自由に思い描けるなら、またちがった形も成り立ちうるのです。

あと、現行の性別二分的、かつ異性愛主義的な社会の下では、男として女が好き、と、女として女が好き、では、結果的にちょっと異なるものになるのも必定でしょう。

さらにはそもそも、恋愛対象は女……と言うときの「女」とは、ソレはどーゆー「女」なのでしょう!?
「セクシュアリティの多様性」と言うのなら、「男」とか「女」とか単純に語れないのは、自分と同様に相手にもあてはまることではありまセンか!

そう考えると、これは非常にややこしい話です。
とにかくセクシュアリティについては語れば語るほど、ワケがわからなくなるものですが、それはそーゆーものなので、それでOKなのでしょう。

誰とどんな恋愛~性行為をして幸せを感じるか、という観点から、仮に2者での性行為をいろいろシミュレーションしても、セクシュアルファンタジーは、たいてい入り組んできます。

自分は受けがイイのか、それとも攻めなのか?
自分の(および相手の)アイテムは、凸が好適なのか、あるいは凹か?

比較的単純化しやすい要素だけでも、いろいろ考えられますね。
(あとこのデンだと、S or M とか、上 or 下 ……!?)

しかも、そうした理想の性行為像に対して、例えば自分や相手の身体的特徴がちょうどよくソレに適ったものになっているとも限りません。

とにかく自分の側の理想と現実、相手のほうの理想と現実。
これらの折り合うところに“実際”があるわけなのです。

だから事情は、とってもフクザツなんですヨ、誰にとっても、本当は。


え?
で、…私ですか??

ぃや、そんなわけなので、あくまでもファンタジーとしての理想を言わしていただくなら、次のようなところでしょうか。

――オチンチンのあるカワイイ女の子がイイなぁ(*^。^*)

(激謎っ(^o^;))


(Ver.2020/08/15)

 


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