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「LGBT」など性的少数者の人権、セクシュアリティの多様性、クィア論、男女共同参画などや、そうした観点に引きつけてのコミュニケーション論、メディア論、「アニメとジェンダー」など、ご要望に合わせて対応いたします。※これまでの実績などは当ブログ内にまとめてあります

20年後の比叡山坂本にて [プチお知らせ/日々の小ネタ]

2017年の9月某日、ちょっと足を伸ばして滋賀県大津市の坂本まで出かけてみました。

歴史的には比叡山延暦寺の登り口として栄え、現在でも日吉大社をはじめとして由緒ある寺社が立ち並ぶ趣のあるところです。


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京阪電車でアクセスするなら大津地区の路線響けユーフォニアム号が走ってたりした)の北の終点が坂本駅です。
(2018/03/20)
この京阪電車の「坂本」駅、2018年3月17日より「坂本比叡山口」駅に改称されています。

なお、JRの比叡山坂本駅からでも歩けます。


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なかなかイイ感じです。


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こちらは比叡山延暦寺へ続く石段です。
霊験あらたかなオーラが漂っています。
(現代ではケーブルカーも運行されているので、ここを歩いて上るというのはかなり伊達と酔狂でしょうが)


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そして300余年という老舗「鶴喜そば」。
手打ち蕎麦と かやく御飯のセットが美味しいですゾ。
老舗だけに外観もなかなか「インスタ映え」する佇まいですね。


……で、なんで今般ここ坂本かというと、「ツッコミブログのほうの記事にて述べましたように、この2017年の9月は私が本格的な性別移行を始めてから20周年にあたるのですが、じつは当時、初めてのちょっとした遠出のプチ日帰り旅行をおこなったのが、たまたまこの坂本だったのです。

そこでせっかくのこの機会に、20年ぶりに再訪してみたというわけです。

ただ、さすがに20年たっていることもあって、そのときの記憶がイマイチ呼び出されませんねぇ。
実際、印象に残っているのは足が痛かったのと、ウィッグが暑かったこと………;

やっぱ当時は経験値も不足していて、女性としての外出自体が大変で、初めての遠出となるともぅ必死だったのかもしれません。

その点、今はもう女性としての姿での外出はあたりまえになりました。
経験値も20年分蓄積されています。
(ウィッグは最初の1年ほどで卒業しましたし、今では相応に足に合う履物も揃えてますし)

あまつさえ、この大津のほうって何度も講演講師の仕事で来たりもしています。

あぁ佐倉智美に歴史あり(^^ゞ

そんなこんなで、20年ぶりの坂本をあらためて味わう初秋の一日なのでした。

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◇◇


八幡市にて性の多様性について講演します [出演・講演講師など]

来たる2017年10月5日(木)午後、
京都府八幡市にて男女共同参画社会啓発講座の講師をいたします。

女と男とLGBT
~境界から展望する性の多様性~


ご都合が合う方はどうぞお越しくださいノ

詳細・申し込みは八幡市公式サイトの当該案内ページから
 http://www.city.yawata.kyoto.jp/0000003526.html


 §以下↓公式情報から↓転載§

平成29年度 男女共同参画社会 啓発講座
女と男とLGBT ~境界から展望する性の多様性~

LGBTという言葉をご存知でしょうか。人それぞれに個性があるのと同様、「性」についても単純に「男・女」という枠には収まりません。
まだまだ正しい理解がされていない性的マイノリティについて、多様性を認めあえる社会について、一緒に考えてみませんか。

日時
10月5日(木曜日)午後1時30分から3時(開場午後1時)
場所
八幡人権・交流センター 会議室
講師
佐倉智美さん(ジェンダー&セクシュアリティライター)
定員
30名(入場無料 *事前申込み必要)
申込み締め切り
9月28日(木曜日)*定員になりしだい締め切ります。
保育(1歳から就学前児)をご希望の方は必ず申込時にお申込みください。
申込方法
八幡人権・交流センター
電話または窓口でお申込みください。


 §以上↑公式情報から↑転載§


なお、講座のタイトルにはいろいろ制約もあって若干の簡略化等も不可避なのですが、「女と男とLGBT」というのは決して《性別には「女」と「男」という(正しくも普通の)もの以外にも、ソレに(不幸にも)当てはまらない「LGBT」があるので、そういう人たちのことも考えてあげてください》…というような単純化した話を専らするという意味ではありません。

むしろ八幡市はそこはかとなく境界性が高い場所柄なので、ぜひ「境界から展望する性の多様性」のほうに、いろいろご当地ネタを仕込んでいきたいと思います(^^ゞ


◇◇

(2017/10/08)
盛況のうちに無事終了いたしました。
熱心なご聴講ありがとうございました。

なお「ご当地ネタ」としては、講座タイトルの回収も兼ねて

「普通の男女」をあくまでも正常なものとして置き、そうでないかわいそうなLGBTのことも理解してあげましょう……では(「変態」だと一蹴されていた段階からは一歩前進だとはいえ)もったいない。誰の性も単純な決めつけには収まらない多様なものであって、すべての人ひとりひとりが性の多様性の当事者なんだというアプローチをしないのは、例えて言えば、石清水八幡宮に参詣しようやってきたのに麓だけ見て山に登らず帰る仁和寺の法師のようなもの……という徒然草ネタ

と、

おトクなクーポンが配信される会員サイトに登録しようとして住所の選択肢を八幡市だからと「京都府」を選んだら最後、京都府内の施設しか紹介されなくなって、よく行く近所のくずはモールで使えない……みたいな、境界線付近の住人にとってはもやもやする事象、住所選択ならかようにあるけど、同じことって「性別」でもありませんか? という「境界」にかかわるやつ

……などを挟んでみました。
概ね好評だった(!?)と思います(^^ゞ


◇◇