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「LGBT」など性的少数者の人権、セクシュアリティの多様性、クィア論、男女共同参画などや、そうした観点に引きつけてのコミュニケーション論、メディア論、「アニメとジェンダー」など、ご要望に合わせて対応いたします。※これまでの実績などは当ブログ内にまとめてあります

尾木ママ「いのちの授業」の本に登場しました [出演・マスメディアなど]

ポプラ社から刊行された

尾木直樹 (監修) 
『尾木ママのいのちの授業[3] みとめあういのち
ISBN-10: 4591153584
ISBN-13: 978-4591153581

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…に、私・佐倉智美が登場しています。

本の中の尾木氏が実際に東京都内の小学校で授業をするシークエンスにて、同じポプラ社より昨年に刊行された渡辺大輔監修『いろいろな性、いろいろな生きかた』全3巻のうちの第1巻「いろいろな性ってなんだろう?にインタビュー出演した箇所を教材として利用する形です。

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人は「男女」に二分できず、性は多様
性別にこだわらず自分らしく生きればよい。
……そんな気づきを子どもたちに促すなかなかナイスな授業ですね。

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この本の後半では高齢者や障害者にも言及するほか、全5巻の他の4巻も興味深いところです。
多様な他者との共生の姿勢を育みながら自分のいのちを見つめる構成は秀逸。

今般の引用元とともに、ぜひ学校図書館に揃えたいものです。


  


◇◇


大阪府下の保育園での職員研修の講師を務めました [出演・講演講師など]

2017年4月上旬某日、
大阪府内の保育園にて、
職員対象の人権研修での講師を務めました。

「男女」で分けるその前に
~みんな多様な性を生きている前提で~


近年の「LGBT」への関心の高まりに触れつつ、何でも「男女」で分けることや異性愛に準拠して捉えることへの疑問を、日頃の園児への接し方保護者対応などでの留意点にからめてお話しさせていただくなどしました。
最後は「あ、そうか、みんなちがってみんないい……でエェんや」と、肩の力を上手く抜いてもらえたようです。


◇◇

 


トーキング「多様な性」【まいまい楽座 2017】NPO法人SEAN [出演・イベントなど]

NPO法人SEAN主催のセクシュアリティの語り場
 【まいまい楽座
例年どおりのパターンで、2017年度も実施します。


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LGBT?
セクシュアルマイノリティ?
性的少数者?
クィア?
………まるっとみんなで【まいまい楽座】

自分がセクシュアルマイノリティ、または
そうかもしれないと思う人、
そういう人が身近にいる人、
その他 自分のセクシュアリティや
性の多様性に真摯に関心がある人、
遠慮なくどうぞ!

持ち寄ったテーマで
楽しく座って
みんなで語り合う場です
チューター役の座長のお話もヒントに
それぞれの思いを話せば
あなたの居場所が見つかるかも!?


日程は
  6月10日(土) 13:30~15:30
  10月11日(水) 18:30~20:30
 2018年1月27日(土) 13:30~15:30
  …の3回(いずれか1or2回のみの参加もOK)

会場 生きがい工房 (阪急高槻市駅徒歩3分・SEAN事務所ビル1F)

座長(チューター役)予定
 黒田 綾(whitchcommunication主宰/NPO法人SEAN正会員)
 佐倉智美(『性同一性障害の社会学』等著者/NPO法人SEAN理事)

参加費 各回 1000円 (中学生以下無料)


◆お問い合わせ・お申し込み(当日参加も可)は主催・SEANの事務局まで
 → http://npo-sean.org/


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※昨年度の会場の様子(開会前)


◎「まいまい楽座」とは…
雌雄同体のカタツムリ(=「まいまい」)のように自由な性別の自己決定を認め合える、マイノリティの私の(my)居場所にできる みんなでってしくなれる場所となり、そうして「男女という社会制度」の既得権益を(織田信長の楽市楽座みたいに)解体したい願いを込めて名づけました!


◇◇

(2017/06/12)
6月10日(土)の本年度初回、新規参加の方々もまじえて、有意義のうちに無事終了しました。

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※開会前の会場入口の様子


◇◇

(2017/10/13)
10月11日(水)の本年度2回めも盛会のうちに無事終了しました。
若手初参加者も複数来られて、はからずも世代の違いにも直面!?
ただ時代に応じたディティールの差異はあっても、各自が自身のセクシュアリティが世間で言う「普通」と異なっていることに気づいて懊悩したとき、インターネットで検索するなどして「あ、コレで悩んでいるのは自分だけじゃなかったんだ!」と知ることが自己肯定の第1歩として、わりと世代を越えて共通するんじゃないかなとも確認されたりしました。
あと、出前授業(※ここではSEANによる小学生対象にジェンダー全般について総合的に理解を深める「みんな活き活きプログラム」)に行っているSEANの某スタッフから、一昔前は教室で同性愛の話題を出すやいなやクスクスヒソヒソとイロモノ的なリアクションがあったのが、ここ何年かの小学生からはそれがなくなってきて、あまつさえ海外では同性婚が可能な国もあると紹介すると「めっちゃエエやん」、しかし日本ではまだ法制化されていないことまで言及すると「最悪~、ニッポン終わってる」などの声が上がるなど、性の多様性にかんする感性が着実に変化してきている兆しはあるとのタレコミ情報もあって興味深かったですね。
(いつものことですが、その他いろいろ有益なトークはありましたがプライベートにかかわる内容も含まれるので、ここでは込み入ったところは紹介できません。ちなみに毎回、各自それぞれ基本的に話せる範囲で話せばいいし、デリケートな情報が語られても参加者相互に他言無用で……を旨としています)


◇◇

(2018/01/31)
2018年1月27日(土)の本年度3回め、折からの寒波やインフルエンザの流行などで参加者は少なめとなりましたが、初参加者もまじえていつもどおり有意義な時間を持つことができました。
なお、2018年度も、今年度と同等の日程パターンで開催の予定です。引き続き「まいまい楽座」をよろしくお願いいたします。


◇◇


2017年度の大学講義予定 [出演・講演講師など]

2017年度の私・佐倉智美の大学講義予定ですが、引き続き甲南大学文学部の非常勤講師として、例年どおりジェンダー論の授業を分担いたします。
好評の担当教員が集まってパネルディスカッション形式で内容を深化する回も引き続き設けられています。

 《シラバス情報》
『ジェンダー論』後期:木曜3限
第13回 ジェンダーと性的少数者(1) 佐倉智美
第14回 ジェンダーと性的少数者(2) 佐倉智美
第15回 まとめとディスカッション 西欣也・北原恵・佐倉智美


大阪大学の全学共通教育科目『現代の差別を考える――女性学・男性学』も、やはり引き続き(事実上の「特任非常勤講師」として)分担いたします。
一昨年度リニューアルされた教科書http://est-tomorine3908.blog.so-net.ne.jp/2015-04-03_newGSosakauniv )も引き続き活用いたします。

 《シラバス情報》
『現代の差別を考える/女性学・男性学――ジェンダースタディーズ入門』
春~夏期:金曜1限
【 8:「性別」は「男と女」ではない 】佐倉智美


 


以上の他、例年のパターンに則して適宜ゲスト出講することになる予定です。